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suezawa side
「末澤くん、やっぱりお金払うって」
昼休みが終わり、各々仕事へ戻る中、Aに呼び止められる。会社では『末澤くん』が当たり前やったのに、今は『末澤くん』としか呼ばれへんことに切なくなる。
末「ええって言うたやん」
「私が嫌やねん。あと、こういうのもうせんでええから」
無理矢理開かせた掌に500円玉を押し付けて、去って行くA。
末「…500円って」
こういうことすんなって言うなら、パン代くらいきっちり渡せばええのに。お釣り返してよってこと？変な期待ばっかりして、、
自分からAを手放したくせに、ちゃんと飯食ってんのか、飲みすぎてないか、隣の家のまさかどって奴とどんな感じなんか、そんな事を一日中考えてはモヤモヤしての繰り返し。
だからと言って、彼女と別れてAとってことも今更出来ひん。今度は彼女が、今のAみたいになるって考えたら、俺は何もせん方がええんや。
大「末澤、今日送別会参加するよな？」
末「今日やったっけ？」
大「今日やん！二次会カラオケやって。行く？」
末「怠いからええわ、」
送別会。事務の人やら数人が退職するらしく、今日はその送別会やった。また『酒の場』ってことで、Aが参加するなら心配やし…と、随分前に参加の方に印をつけた。
今日は全員定時で切り上げ、貸切の居酒屋で送別会は開かれた。
大「星宮さんもこっち座りぃ」
「ごめん、私あっちやねん…」
と、送別会やからいつもの飲み会には来ないようなちょっと偉い人とかの隣に座ってお酒を注いだりさせられて。
絶対話聞いてへんやろ。
私もそのからあげ食べたいなーとか思っとるやろ。
遠くから、そんなことを考えては小さく笑った。
大「どしたん末澤」
末「なんもないわ、」
Aはお酒をすすめられたらあんまり断られへん性格やから、今日は無理して飲んでるってことは分かった。
潰れんかったらええけど…
大「てか村上さん、星宮さんに飲ませすぎちゃうー？」
大橋は、「俺助けてこよかな」と席を立つ。俺なんか、酒も飲めんから助けにもならへん。しょーもな、俺。
大橋が行ったことによって、Aはどことなく安心したような顔をしていた。さり気なくフォロー出来る大橋のことを初めてかっこええなって思った。
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
