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「おわっ、」
私の隣に座っていた正門くんの頭が肩に寄り掛かる。
ふんわりと香水みたいな爽やかな匂いが鼻をかすめる。
正「ん〜、」
「酔った？」と聞くと「酔った、」と目を細めてにんまりと笑う。不覚にも可愛いと思ってしまう自分がいる。
佐「正門くん、嬉しいんでしょうね〜」
小「まあ、女子を呼ぶなんて今までなかったもんな」
私の反対側で二人のそんな会話が聞こえて。
「えっ？そうなんですか？」
大「せやでぇ、初めてちゃう？」
こんなに凄いバンドやのに？もっと、会社の人とか女友達とか呼んで、広めたらええのに。
西「正門が連れて来た女の子、Aちゃんが初めてやねんなぁ、まさかどぉ〜」
正「ちょっとちょっと、みんな言わんでええからそんなこと…恥ずかしいやんか、」
なんか、そんな照れられるとこっちまで恥ずかしくなってくる。呼んでくれたことは勿論嬉しいけど。
正「ちょっと、お手洗い行ってくるね」
私の頭をポンッとしてから、正門くんは席を立った。
小「お手洗い行ってくるねっ…ポンッ」
佐「いやぁ、正門くんのあんな姿初めて見ましたよ」
小島くんがさっきの正門くんの行動を再現すると、みんな大爆笑やった。
大「なぁ、星宮さんと正門ってその…付き合ってたりするん？」
「えっ！？付き合ってへんよ！」
西「もぉ〜二人はこれからなの！邪魔したらあかんで、はっすん」
西畑くんに連れて行かれる大橋くん、何処へ…？
気付けば、小島くんと佐野くんもどこかへ行ってしまい、ボッチな私。
「うそん、誰もおらんやん…！」
とりあえず、正門くんがトイレから戻ってくるのを待とう。そう思った時やった。
『お姉さん一人ですか？』
突然一人の男性に声を掛けられた。
「いやぁ、一人…ではないんですけど、」
『もしかして置いてけぼり？俺が相手しますよー』
相手って、何の相手やねん。
何故か肩を組まれ、アルコールのにおいが鼻をツンと刺す。
「大丈夫なんで、」
『どっか行きません？』
「だから大丈夫って…」
正「おい」
聞いたこともないような低い声と、ブチギレた顔…
『えっ？誰っすか？』
正「誰ちゃうねん。離れろや、」
そう言って私の身体を引き寄せる。あかんあかん、ブチギレ正門くんや…今にも掴みかかりそうや…
「大丈夫やから、行こ？…ほらっ！」
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
