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「すごっ…え、ヤバ…」
西「なぁ？格好ええやろ？」
格好良いのは勿論やけど、レベルがおかしい。
『趣味』で留まったらあかんレベルというか、もうプロやん…
音楽をちょっと齧ってるレベルやないやん…
ギターを奏でる姿、指先、汗、歌声、どれもこれも、目が離せないくらい魅了された。
正「楽しんでくれた？」
「凄すぎてびっくりした！」
出番が終わると、さっきまで見てた人は誰？ってくらいぽやぽやとした正門くん。
正「ありがとうね、なんか嬉しいわ」
私に褒められて喜んでる場合ちゃうやろと言いたい。
そのくらい、圧巻させられた。
でも、みんな色んな事情を抱えて何かを諦めたり犠牲にしたりするわけで。
軽々しく口走ったらあかん気がして、口を閉じた。
「なあ、Aちゃん。良かったら連絡先交換せぇへん？」と、背後から声がして振り向く。
そこにはとびっきりの笑顔でスマホを持つ小島くんが立っていた。
「えっ、私？」
佐「小島くんやめときって。正門くんの顔見てみっ！」
小「でもまっさんの彼女ちゃうんやろ？ええやん、友達なろやっ」
なんか軽っ！と困惑していると、「俺があかんて言える立場ちゃうしなあ。」と正門くん。
正「俺の友達とAが友達になるのは全然嫌なことちゃうから交換してもええんちゃう？」
小「やって、俺とAちゃん、友達な。スマホ出して〜」
佐「えっ、小島くんズルっ！あの…俺もいいですか？」
西「え〜じゃあ大ちゃんも交換して〜？」
結局その場にいたみんなと連絡先を交換した。
別に減るもんでもないし、誠也とも終わったし…
その後はみんなでライブを楽しみながら、あっという間に時間は過ぎた。
正「今日は来てくれてありがとう」
「こちらこそ、誘ってくれてありがとう」
帰りは正門くんと一緒に帰宅。まぁ家、隣やし。
正「またやる時誘ってもええ？」
「是非！」
正門くんはほろ酔いで、終始ニコニコとしていた。
正「じゃあ、おやすみ」
「おやす…」
一瞬目の前が暗くなったと思ったら、おでこに感じる柔らかい感触。その正体は…
「ぅえっ？」
おでこに手を当てて顔を真っ赤にする私を見て、正門くんは子供みたいに笑う。
「こっ、こらっ！」
正「ん？」
「年下のくせにっ！」
年下のくせに、私を上から見下ろしてオデコにチューは…少しだけ、心臓がギュンと痛んだ。
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
