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末「A、膝枕して〜。」
「今日は甘えたせーちゃんやな」
私と誠也は、会うと必ずするわけではない。
こうやってどっちかが甘えたり、しんどい時は一緒に布団に入って眠るだけって日もある。
だからこそ、私たちの関係って何やったっけ？と、時々錯覚を起こす時があるのも事実。誠也はどうか知らんけど。
末「今日なんかめっちゃ眠いわ、」
「寝ててええよ。」
末「Aは？」
「誠也の寝顔でも見とく」
ジッと顔を見れば、「なんやねん」と笑って自分の方へと引き寄せた。
「んわ、っ…」
頭をしっかり押さえ込まれて、下からキスされる。
私はこういうの、嫌いじゃない。そんな事も分かっててやってるんやから誠也はずるい。
末「一緒に寝よ」
見た目より真面目やってよく言われる。仕事に対してとか、人間関係とか、ちゃんとしてないとすぐ不安になって。
そんな時、誠也に話を聞いてもらってめちゃくちゃ救われた。
『星宮さんは真面目すぎ。もっと力抜いてええねん。』
そう言って、私の中の色んな感情を溶かしてくれた。
こうして一緒に過ごす時間が、どんなに私の力となっているか誠也は知らんと思う。
「メイク落としてお風呂入ってから寝る。」
末「そんなんええやん」
「ええことない！」
末「じゃあ俺も入ろかなあ。一緒に」
甘えたせーちゃんは、どこまでも甘えたで。「髪洗って」「体洗って」って全部私に委ねる。私が甘えたい時は存分に甘やかしてくれるから、別にええんやけど。
末「あ"〜〜〜、気持ちえ、」
あまり広くない浴槽に二人で浸かる。こんな時、誠也がコンパクトで良かったと思う。笑
「眠気覚めたんちゃう？」
末「うん。でも上がったらポカポカしてすぐ寝れそうやわ」
誠也は私を後ろから抱きしめて、首筋に唇を這わせる。
「なぁあ？くすぐったいんやけど！」
末「Aさ、なんか最近ええことでもあった？」
「え？別にないけど？」
末「変わったこととかない？」
「ん〜、、ないかな。なんで？」
抱き締める力が少しだけ強くなった。相変わらずうなじ辺りに唇を押し付けられて、一瞬だけチクリと痛みが走る。
「えっ、ちょっ、こら！」
末「大丈夫。」
「大丈夫かどうかは私が決める！って見えへんし！跡、ついてない？」
末「ついてへんから大丈夫」
今日の誠也はちょっとおかしい。
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
