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「すえざわくん？」
職場では、先輩と後輩を貫いてきたのに。こんな風に呼び出して、こういうことするのは誠也らしくないというか。
末「大丈夫って言う割に三日も休んで心配やってんけど」
「ん？ごめん、でも元気やったし大丈夫やで？」
もし熱が高くてしんどいって言っても、誠也は来てくれへんやろ？だから『大丈夫』って言うしかないの、分かってるんかと思ってた。
抱き締めたまま離してくれへん誠也の身体を軽く押して、「仕事遅刻するから行こ？」と言うと、「え〜もうちょっと。」とまた抱き締める。
「末澤くん、なんか変」
末「誠也、」
「いや、ここ会社！」
末「ええから呼んで。」
何だか、駄々をこねる子供のようで。ただの５歳児、せーちゃんやん。
「も〜ええ加減行くでっ…んんっ、」
不意に顔を近づけてきたかと思えば、唇を重ねてきた。
朝っぱらからどこで何してんねん…！
と、突き放したいところやけど、どうにも止まらんなって必死に誠也のペースについていく。
「はあっ…すぇ、」
末「せーや、」
「せぇや…っ……」
キスだけでこんなにトロトロにされて、腰が抜けそうになる。そんな所もお見通しなのか、片手で腰をグッと支えられた。
末「今日は？予定」
「きょう…は、、」
今日は、正門くんにお礼をする約束をしたばかり。
流石にそれを蹴って誠也とって、出来ひんな。
末「まぁあれよな。病み上がりやし、今日は家でゆっくりしいな？」
「ええの？」
末「Aが元気ならそれでえーよ。また週末にでもご飯行こ。」
なんや。なんか、身体のことを気遣われて驚き。
誠也は優しいけど、一緒にご飯食べて身体を重ねて、それ以外は無関心なのかと思っていた。
実際、『大丈夫なん？』ってメッセージを見た時も驚いたし。
大「やっと戻ってきたぁ。」
大橋くんが私と誠也を見つけると、「なんかトラブル？」って心配してくれて申し訳なくなった。
大「末澤、肩んとこなんか汚れてんで〜」
末「え？あ〜、星宮さんのファンデ」
「「えっ！！」」
大橋くんと被った…ってか、どういうつもりなん！
末「何もないとこで躓いて転けそうなったん、誰が助けたと思って？」
大「あぁあ！星宮さん、よくあるよなぁ笑 危なっかしいねんな〜」
危なっかしいって、正門くんにも言われたけど！
大橋くんの言い方は、完全年寄り扱い！
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
