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正「Aより？そっちの方が？弱くて？守ってあげたくなるような子？そう言われたん？」
疑問符だらけの正門くん、地味におもろい。
とりあえずご飯でも行きませんか？となり、近くの居酒屋へ入った私達。向かい合わせに座った向こう側で、正門くんは表情をコロコロと変える。
「はっきりと言われたわけじゃないけど、ニュアンス？察して！的な…」
「ってか何で正門くんはそんなに嬉しそうなん？」
さっきから思ってたけど、人がフラれたっていう話をしてんのに正門くんは終始嬉しそうやねんな。
もしかして、『サイコパス』なんやろうか。
正「サイコパスやとか思っとる？」
「えっ、何でそれをっ」
正「ふふ、一緒に落ち込んでても暗くなるだけやん？それに、正門はライバルが一人減って嬉しいわけですよ」
謎に自分を正門呼び。
正「とりあえず、飲みましょ」
店員さんが運んできてくれたグラスを「ありがとうございます」と丁寧に受け取って、私の前に置いてくれた。
出会って初めて飲みに行った時から思っていたこと。正門くんは、礼儀正しい人。
「ありがとう」
正「じゃあ乾杯〜」
グイッと流し込む姿を見て、自然と頬が緩む。
来てもらってよかった…
正「ほら、Aもグイッと！」
「…いただきますっ！…っ…おいしっ…」
正「泣くか笑うかどっちかにしいや」
もうなんか、感情がぐちゃぐちゃで。自分でもわけわからん。
正「一人でおったって考え込んで辛くなるだけやろうし、出来るだけ一緒におるから。」
「…え、」
正「一緒におるから」
「…ありがとう」
正門くんが来てくれんかったら、今頃一人で泣いてたんやろうか。多分、泣いてるな。
休み明けから、誠也とどんな顔して会えばええんやろ。
正「悲しい時こそ美味しいもん食べて、いっぱい寝らなあかんよ？」
「ん〜、そうやけど。」
正「美味しいもん食べるのは付き合ってあげれるとして…」
ジッと私の顔を見るから、「一人で寝れるから大丈夫」と言うと「ほんまにぃ？」と笑う。
正「寂しくなったら俺のこと利用してもええよ」
「なによ、利用って」
正「都合良く使ってくれてええってこと」
いや、それは…と言いかけたけれど、結局私と誠也の関係ってそれに近かった。寂しい時にそれを埋めてくれる都合の良い相手。
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
