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masakado side
胸の引っ掛かりが取れた気がした。その関係性は俺には分からん深いもんがあるやろうし、あんまり突っ込まれへんけど。
でも、『彼氏ではない』ってことが改めて分かった今、熱があるAさんをこのまま放っておくことも出来ず…
ソファーに横になった事を確認すると、ある人に電話を掛けた。
『おつ〜どないしたぁん？』
正「あっ。ごめんな急に。今ちょっと大丈夫？」
電話の相手は大吾と同じツレ歴の長い大橋。はっすん。
俺と大吾とはっすんは、同じ中学からのツレ。
大「おん、どないしたんよ？」
正「美味しい雑炊ってどうやって作るか教えて」
大「雑炊！？え〜そうやなぁ、ご飯洗ってぬめりとるとか？」
大吾に聞いてもまともな答え返ってこなさそうやし、料理が得意なはっすんに聞くのが正解やろ。
正「ほんで卵とネギか、ありがとうね、はっすん」
大「ええけど正門体調でも悪いん？」
正「俺は元気やねんけどね。じゃあありがとう！」
はっすんに教えてもらった通りに作って、完成する頃にはAさんは眠ってしまっていた。ご飯、ちょっとでも食べて欲しいなって思って揺すり起こす。
何の躊躇いもなく口にするAさんは、びっくりするくらい大きな声で「熱い！！」と言った笑
正「雑炊とかおかゆは大体熱いって分かるやろ笑」
「う〜、ベロ痛い…」
涙目で、「赤くなってない？」と舌を出すAさんに、思わずドキドキしてしまった。
正「大丈夫大丈夫。じゃあかして、フーフーしてあげるわ」
正「ふーっ、ふーっ、はい。あーんして」
「それはやり過ぎ笑」
正「文句言わずに食べて下さい」
口の前にスプーンを持っていくと、躊躇いながらもパクッと食べてくれた。
「…おいしい」
正「ふふ、やったぁ」
Aさんはゆっくり完食して、「ごちそうさまでした」と手を合わせると俺の顔をジーッと見た。
正「ん？」
「正門くんて、彼女とか居たらめっちゃ甘やかす人？」
正「彼女というよりかは、自分がそうしたいと思った相手にしか甘やかしたり優しくしたりしないです、」
誰にでも優しいわけちゃうよ、俺。
「そっか、」
正「風邪薬、持ってきますね。」
「正門くん」
正「はい、」
「ありがとう。」
その後、「隣やからええ！」って何度も断るAさんを無視して、部屋まで送り届けた。
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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー！コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (
レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2023年2月17日 14時
