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ずっと空き部屋だった隣の部屋に、「あ、誰か越してきたんや?」と気がついたのは昨日のこと。
どんな人なんやろ?って気になりつつ、仕事へと向かった。



ま、トラブルがなければ誰でもええけどな。



そのうち顔も合わせるやろうし、常識ある人なら挨拶に来るし。私は私の生活を妨害されなければそれでいい。



その日は特に何事もなく1日が終わった。



翌日、



やっと迎えた休日。ゆっくり寝れる〜と、余裕で二度寝。
のはずが、、



「ぬあっ!!!うるさ!!!」



何やら外から大きな物音と、男の人の声がする。
そ〜っとドアの隙間から片目だけで覗いてみると、バチっと知らない男性と目が合った。



『あ、』



「え、?」



『なぁあああ、ほらぁ!やっぱりご近所迷惑やって言うたのに。すみません、うるさかったでしょ?』



なんかすんごい可愛い男の子が、すんごい必死で謝ってきて。



「え、いや、大丈夫っす!」



『お姉さんちょっと待ってや、おい!正門!正門ってぇ』



まさかど。そう呼ばれた男の子が、「はいよ、正門やで」と部屋から出てきた。



『うるさいってクレームや!』



正「えっ!うわぁあ、ごめんなさい!あっ、昨日隣に越してきた正門です!荷物片付けたら挨拶に伺おうと思ってたんですけどすみません、うるさくして」




それはそれはご丁寧に綺麗なお辞儀をしてくれる好青年やった。



「いえ、私は別に…あ、星宮です。」



『俺は引越しの手伝いに来た西畑ですぅ』



『っていうか、お姉さん…その格好…』



「え?…ぅぎゃあ!!」



年甲斐もなくショートパンツに、Tシャツ。しかもノーブラ。一人暮らしが長いってのは、言い訳になるのか…
慌ててドアを閉めて「挨拶は大丈夫なんで!」とドア越しに叫んだ。



「さいあくや…」



夜にご飯を食べる約束をしてて、部屋を出ると違和感があった。すぐに確認をすると、ドアノブに袋が掛けられていて。



『今時丁寧な男やなぁ』



甲高い声で感心しているのは、職場の後輩の末澤くん。



「初対面であんな失態晒すなんて、もう顔合わされへん」



今になって気付いたことではないが、髪はボサボサやしスッピンやし…



末「そんな気にすること?」



「する!どうせなら完璧な状態で挨拶したかったのに…」



今のご時世怖いんよ?
SNSとかで拡散されたら生きていかれへんやん。



末「何を拡散されんねん。」



末澤くんは、終始私を馬鹿にしたような、そんな感じやった。

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ゆうゆ(プロフ) - ふさん» えぇえ🤩ほんまですか、嬉しすぎますー!コメント見てニヤけました🤭❣️ (2023年3月17日 21時) (レス) id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品大好き過ぎます、🥺💓これからも楽しみにしてます✊🏻🌟 (2023年3月17日 14時) (レス) @page39 id: 77b65fcba7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうゆ | 作成日時:2023年2月17日 14時

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