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押し倒された。そんな感覚は全くなかった。
気付いたらというか、一瞬すぎて、、真上から見下ろしてくる正門くんはちょっとだけ意地悪な顔をしている。
正門「誠也くんと二人でドライブなんか行かさんかったらよかった」
「私もそう思ぅ……」
消え入りそうな声でそう言えば、「どの口が言うてんの」と、なんか正門くんが正門くんじゃないんですけど！！
変なスイッチ入ったんじゃない！？
「ぅ…っ」
オデコにキスされて、「誠也くんがしてそうな場所は上書きしとくわ、」って…待って下さいよ…このままやと…
正門「ホッペは…？」
「されてないされてないっ！ホッペにチューしたん正門くんだけやで！？」
正門くんが少し体重をかければ心臓の音を聞かれそうで、こんなに心拍数速くなるんやってくらい鳴っている。
正門「じゃあ…ここは？」
あの時見てた？ってくらい、末澤くんと同じように私の唇を親指でなぞられる。
「さっ、れてない、、」
正門「ほんまにぃ？」
やけに低くて甘ったるい声に、目が回りそうになる。
正門「はぁぁっ〜〜ごめん、このままやったらほんまにしてまうわ、」
優しく腕を引っ張って起こされて、何やろ…悲しいとか嫌とか怒り？そんな感情全くないのに目尻に僅かな涙。
正門「ごめんごめん…嫌なことしたなあ、」
ちょっと焦った様子で背中をさすりながら、目尻の涙を拭ってくれる正門くん。
「大丈夫やで、そんな謝らんでも」
正門「いや、怒ってよ！…ごめん」
申し訳なさそうに私を引き寄せて、抱き締められる。
次の恋にいく勇気もないし、また同じ業界の人と付き合ったりする勇気もない。大ちゃんの時、あんだけ寂しい思いをしたのにまた繰り返すことになる。
見たくないものを見て、それを言えずに勝手に傷付いて。
ちゃんと覚悟をして付き合うって決めたのに、理解せなあかんって思いと嫉妬がぐちゃぐちゃに混ざり合って。
だったら、さっさと正門くんに無理やって言ったらええのに。私が正門くんに何か期待でもしているのか…
分からへん。分からへんけど、ちゃんと相手の事を知らずに自分の考えだけで決めるのは違うって、少なくともほんの数ミリは思っているわけで。
「って正門くん…寝とる？」
寝息が聞こえて、私を抱き締めたまま正門くんが寝たと気付く。
「疲れてんねんな…お疲れさま、」
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ゆうゆ(プロフ) - mitukiさん» AぇHOUSE3へ移行しましたので、また読んで頂けたら嬉しいです！ありがとうございました＾＾ (2022年12月14日 19時) (
レス) @page50 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
mituki(プロフ) - ゆうゆさん» 素敵過ぎです(^^♪ありがとうございます！今後も楽しみにしていますね！ (2022年12月14日 14時) (レス) @page47 id: b04534fc0e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - mitukiさん» リクエストには早くお応えしたい作者です😂笑 (2022年12月13日 10時) (レス) @page44 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
mituki(プロフ) - ゆうゆさん» 早速💙君登場でニヤニヤしちゃいました😍 (2022年12月13日 9時) (レス) @page46 id: 525c8f84f9 (このIDを非表示/違反報告)
mituki(プロフ) - ゆうゆさん» ありがとうございます！今日の更新もキュンキュンしちゃいました！😍今後も楽しみにしています！😊 (2022年12月12日 14時) (レス) @page44 id: e54d2789de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2022年11月14日 16時
