23 ページ23
廉と出掛けたのなんて何年振りやろってくらい、今日は新鮮で楽しかった。ただ、急に誘ってくるから私はこの後AぇHOUSEに戻らなあかんわけで…
「ごめんなぁ、」
廉「えーよ、仕事の電話？」
「うん。帰りに買って来て欲しいものあるっていう電話。」
大晴も、メッセージしてきてくれたらええのに電話してくる所、わざとらしいと言うか。幼馴染と会うって言うたら「それって男？」「噂の廉くん？」て質問攻めやった。
噂の廉くんって、丈くんからの情報？それか、謙杜くんか…
『俺おしゃべりキャラみたいになってない！？(謙杜)』
廉「お前が呼び捨てで名前呼ぶんは俺だけやと思っとったわあ、」
「え？なにそれー？」
廉は「別にぃ」とそっぽ向いて。なんか怒ってるんかなって名前を呼ぼうとした。
「れ…」
そしたら廉の腕がフワッと私を包み込んで、その瞬間に廉の香水の匂いでいっぱいになった。
「へ、なに。なんかした？」
廉「俺の匂いプレゼント笑」
廉が離れても、首筋につけられた香水のせいでまだ抱き締められてるような感覚。どう反応してええんか分からんし、廉がこういうことする奴やなんて思わへんかった。
元寄りの駅まで送ってくれるのも、電車が来るまで一緒に待っててくれるのも、全部が私の知らん廉で。別れ際、「またデートしよな」と私のホッペをムニッと摘んだ彼は、片方の口角を上げて笑った。
福本「……A！？」
「…え？あ、ごめん。何やった？」
帰ってからも余韻はなかなか消えてくれず、それもこれもこの香水のせい。早くお風呂に入って流してしまえばいいものを、何で私はいつまでも余韻に浸ってるんやろ。
福本「いや、いつもと匂い違うから香水変えたん？って聞いたんやけど」
「いや、変えてへん…テスター？みたいなんあって、それつけてみただけ、」
幼馴染が勝手に香水つけた！なんて意味わからんこと言えんしな…
福本「そうなんや、俺いつものAの匂い好きやから変えんといてな？」
そう、照れ臭そうに笑ってる大晴を見ると、『可愛い』がもう大渋滞や。
福本「何で笑うん！笑」
「大晴、素直やし優しいし絶対モテるんやろなあって、いやモテてるけどな！？」
福本「それは仕事上な？」
「じゃあ仕事もプライベートもモテモテやな」
福本「モテんのは一人にだけでえーねん、、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 692人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - mitukiさん» AぇHOUSE3へ移行しましたので、また読んで頂けたら嬉しいです！ありがとうございました＾＾ (2022年12月14日 19時) (
レス) @page50 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
mituki(プロフ) - ゆうゆさん» 素敵過ぎです(^^♪ありがとうございます！今後も楽しみにしていますね！ (2022年12月14日 14時) (レス) @page47 id: b04534fc0e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ(プロフ) - mitukiさん» リクエストには早くお応えしたい作者です😂笑 (2022年12月13日 10時) (レス) @page44 id: adb2dda066 (このIDを非表示/違反報告)
mituki(プロフ) - ゆうゆさん» 早速💙君登場でニヤニヤしちゃいました😍 (2022年12月13日 9時) (レス) @page46 id: 525c8f84f9 (このIDを非表示/違反報告)
mituki(プロフ) - ゆうゆさん» ありがとうございます！今日の更新もキュンキュンしちゃいました！😍今後も楽しみにしています！😊 (2022年12月12日 14時) (レス) @page44 id: e54d2789de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうゆ
| 作成日時：2022年11月14日 16時
