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『お願いです、ドームに戻ってください!』
「無理。お前もお前の兄貴も見てると腹たつんだよ。こっちがお願いしたいね。消えろよ。」
この人、なんでお兄ちゃんのこと知ってるの…
同い年じゃないし…いつどこで知ったわけ?
「ま、お前の兄貴も俺のことなんて知らねーだろうな。大学の先輩になるのにね。」
『…お兄ちゃんと私が何をしたって言うんですか。』
「とりあえず部屋に入りな?」
『っ……』
車でついた場所は、古いアパート。
そして、腕を強く引かれて部屋に入らせられる。
…誰か助けて…
「お前さ、女の子のくせに色々とムカつくんだよ。何が一生懸命頑張ります!だよ。バカじゃねーの」
薄暗い部屋に入ると、すぐに電気の灯りが広がって
目の前には信じられない光景があった。
『な、に…これ…』
「あれ?知らない?お前の兄貴の彼女…俺の彼女になる予定だったのに…可愛くて可愛くて仕方ないのに…」
部屋一面にお兄ちゃんの彼女らしき人の写真が貼られてて
「兄貴に聞いてみな。……俺のこと知ってるか。」
「それにさ、山田哲人って使えねーな。お前が女だってことバラしてくれると思ったのにさ、お前ら付き合ってるし。」
全部、全部、この人が犯人だったんだ…
哲人くんに写真を渡したのも
実家の前で写真を撮ったのも
あの貼り紙をしたのも
『前に私の靴にカッターの刃入れましたよね?合田さん、何がしたいんですか。』
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琉 歌(プロフ) - 花蓮さん» ありがとうございます!頑張って更新します!^ ^ (2017年7月24日 16時) (レス) id: cdbf91eafa (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 読んでてめっちゃ楽しいです!続き楽しみにしてます(笑) (2017年7月24日 12時) (レス) id: 9ae88586f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉 歌 | 作成日時:2017年7月23日 13時