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「その様子だと、お前まだか?」




『ま、まだって?』




「まだ誰とも付き合ってねーんだろ。わりーな。俺のせい。」




ポンポンって頭を撫でると
みんなに「鈍臭い弟ですけど真面目で一生懸命で優しい弟です。これからもよろしくお願いします」って…




『気をつけてね。勉強も頑張って。』




「ありがとな。帰ったら美味いもん食いに行くぞ。風邪引くなよ。」




ぶっきらぼうで、口を開けばバカにしてくるお兄ちゃんだけど
優しくて、心配性なとこは変わってない。


…また今日から精一杯頑張ろう!!!










#7 side

西川「Aの兄ちゃん、ちょっとええ?」



「??はい。」



西川「Aが女ってこと知ってるの俺も含めて4人おんねん。」



「…バレちゃったんですね、」



西川「そして、1人はわからんけど…俺はAのことが好きや。」




「西川さんですよね。妹のこと頼みます。頼りない兄ですけどAは唯一の家族ですから。」




西川「え、親は?さっき実家って…」




「半年前、両親は事故で亡くなりました。僕もAも大学行ってたんですけど、お金が苦しくなって…このことは、いずれAが話すと思います。」




半年前って、キャンプの2ヶ月前やん…
なんで言わんねん、A。



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作者名:琉 歌 | 作成日時:2017年7月20日 9時

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