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#9 side
Aに連絡するけど返ってくるのは、昼過ぎくらい。
夕方過ぎたら、全く来んし…
鍵谷「難しい顔してるなぁ」
「そ?」
もう5日経つけど、Aがおらんと俺以上にダメな奴おるし。
鍵谷「遥輝ってバカだね〜あんなになるなら、さっさとAを迎えに行けよな」
「え、鍵谷、お前…知っとると?」
鍵谷「Aのこと?うん、あんな可愛い顔してんのに男なわけねーじゃん」
「いつから…?」
って聞けば、開幕前くらいかなって笑って言うし。
鍵谷「卓、多分だけど…賢介さん増井さんも知ってる。あの2人この前Aのこと娘って言ってた。」
鍵谷の衝撃的な話でモヤモヤがスッと取れたような気がする。
「俺、なんムキになっとったんやろ。」
鍵谷「Aは、いつも通りのお前らを望んでると思うよ。ま、今回Aが東京に行ったのは…遥輝となんかあったんだろうけど。」
「それがわかれば楽なんやけど。」
あんなあからさまに落ち込まれるとこっちは、気にするし
だいたい何をAに言ったん?ってなるやろ。
AもAで連絡せんし、
「似た者同士かよ。」
って言えば、鍵谷は「あぁ、それ。似た者同士。」って笑うし。
遥輝、お前がAを迎えに行け。
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作者名:琉 歌 | 作成日時:2017年7月20日 9時