ヒミツの女の子！？【２】 (ページ17)

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Ys #１ side

試合が終わって、なんかAのこと浮かんで
すぐに連絡せなって思って電話かけたら

……泣いてるやん。

なんがあったん。
泣いてないって言ってるけど、嘘が下手や。
そしたら、東京の実家におるとか言うし！！

「え、哲人シャワーは？？」

「急いでるんで良いです！！！」

「…恋の力やなぁ…」

「哲人、恋してるん！？」

なんか色々、盛り上がってるけど。笑
それどころじゃないねん！！

「また、明日！お疲れ様でした！」

汗くっさいけど、とにかくAを迎えに行かんと。
教えられた住所に行くと、一軒家にポツンと灯りがついてて
インターホンを押したら

『…て、つとさん…』

「おわっ！A、俺汗くっさいで？」

俺の顔を見るなり、飛びついて来た。
…可愛いな…。

『私、逃げて来ちゃいました…ほんと弱い…』

「……ええやん。それで俺のとこ来てくれたんやろ？」

俺の胸に顔を当てたまま、頷くA。
何があったか知らんけど…まあ日ハム内でなんかあったんやろうけど。

『哲人さん、優しい匂いがする。』

「はあ！？汗臭いやろ！！A、変態か？」

『ち、違いますっ！服いい匂いするから…汗臭いことないと思って…！』

強がらんでいいのに。
もう、離さへんよ。このまま俺と一緒におって。

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