……☆ ページ34
.
翌日、俺はアヤを花火大会に誘おうと意気込んでいた。
席でスマホをいじっていると、アヤとアヤのグループの子が登校してきた。
『テヒョン君おはよ〜』
「うん、おはよ〜」
『相変わらずテヒョン君の顔は目の保養になるわ〜』
「本当に？そんな事ないっしょ(笑)」
『いやいやマジで。ね、アヤ？』
アヤ「さあ。」
ボンと分かりやすく音を立てて教科書を出すアヤ。
いや〜こわこわ〜、なんて言ってグループの子は去って行った。
俺を一人にしないで！、とか謎に心の中で叫びながらもアヤに話しかけるチャンスを伺う。
「あの、アヤ、」
アヤ「何か。」
「い、いや、何でもない。」
アヤ「あっそ。」
そのまま耳にイヤホンを着けてしまい、完全に誘うタイミングを逃した。
はぁ、と大きく溜息をついて窓の外を見ると、手を繋いで歩く学校中で話題のカップル。
2年のテミニヒョンと隣のクラスのチカちゃん。
幸せそうな二人がものすごく羨ましい。
俺もアヤとああなりたい、なんて。
…喧嘩中なのに俺ってバカだな。
また一人で大きな溜息をついた。
.
.
.
休憩時間、自分の席を離れて俺の席に近づいて来たジミナ。
アヤに借りていたCDを返すらしい。
JM「アヤ、このCD返しに来た。」
アヤ「あ、今日じゃなくても良かったのに。」
JM「借りたものは早めに返さなきゃだろ。」
アヤ「流石ジミナ。全ダンス部の鏡だよ。」
JM「ヤー、ヒョン達に怒られるぞ。」
アヤ「内緒にしてて？」
JM「はいはい。」
ポンポンとアヤの頭を撫でるジミナはきっと何の気なしにやってるのかもしれないけれど、それでも俺は嫉妬にかられる。
何も言わずに席を離れた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「BTS」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - ireneさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月11日 8時) (
レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - 面白い組み合わせですね！楽しみにしてます！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 9226905d6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年1月27日 16時
