……★ ページ20
.
「お前…」
『良いから。俺の言うとおりに。』
「…。」
指示されたように小さく右に動く。
不思議なことに次のステップへ簡単につなぐことができた。
『次は足をもっと…』
『そこはこうだよ。』
『違う。もう一回。』
.
.
.
「っ、はぁっ、はあっ…」
『案外悪くねーよ。』
「お前に言われてもな。」
水とタオルを渡してくれた
__アヤ。
「良いのかよ、ここにいて。」
ありがとう、その一言を言えばいいのに、俺からはそんな言葉しか出なかった。
アヤ「…何で?」
「何でって…だってお前には優しくしてくれる仲間がいるだろ。」
アヤ「仲間…?ああ、ルハニヒョン達のこと?」
「そ。俺嫌われたかな…。」
気付いた時にはポロっと本音が出ていた。
アヤ「嫌われては、ないだろ。」
「そうか?」
よいしょ、と俺の隣に腰かけるアヤ。
壁に背中をつけて二人で話した。
アヤ「ルハニヒョンは、優しんだよ。性格きつそうに見えて相手のことを考えて行動してるから。」
「相手のことを…」
アヤ「本当はね、皆で支え合いたかったんだよ。仲良く。」
「…。」
アヤ「まあ、そうもいかないのが現実だけどな。」
ははっと笑ったコイツ。
見れば見るほど女に見えるんだけど。
アヤ「言ってみろよ。俺も仲間に入れてくださいって。」
「もう遅いだろ。」
アヤ「そうか?ベッキョナあたりはキャンキャン言いそうだけど。」
「キャンキャンって。お前アイツを何だと思ってんだよ。」
アヤ「ん〜小型犬?」
「おい。……ってそうじゃなくて。俺が行ったらちょっと不味いだろ。」
アヤ「何で?」
「だって、お前らはもう12人。ルハニヒョンだってあの12人でデビューしたいって言ってただろ?」
アヤ「ああ、お前んなこと気にしてんのか?」
「…まぁ。」
アヤ「じゃ、俺がお前と一緒に練習してやるよ。」
「え?」
そう言うと、アヤは楽しそうに笑った。
.
45人がお気に入り
「BTS」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - ireneさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月11日 8時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - 面白い組み合わせですね!楽しみにしてます! (2018年2月11日 7時) (レス) id: 9226905d6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あやテテ | 作成日時:2018年1月27日 16時