過去と今と未来とAnother story (ページ4)

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渡辺side

目を覚ましたら自分部屋だった

あれ？俺仕事終わってからどうしたんだっけ

なんか舘さんの声が聞こえた気がしたような

一階に行くと

「あ、翔太起きてきて大丈夫？」
「翔太くんやっと起きたーー！」
「よかった、」

一通り皆んなから安堵の声が聞こえてきたが舘さんの姿が見えなくてキッチンに入った

「あ、翔太、もう大丈夫なの？気分悪いとかない？」
「うん、だいじょ、っ」

言いかけてから、コンロの火が見えた時強い恐怖を感じた

「翔太？」

言いかけて固まった俺を見て何となく原因が分かったのか火を止めて問いかけてくる

「取り敢えず、あっちに行こう」

椅子について深呼吸をすると
少し落ち着いたが、視界の隅に映ったテレビの中の赤にさえ恐怖を感じた

呼吸が速くならないように自分で落ち着かないとと焦ると

「大丈夫、翔太、落ち着いてゆっくりと深呼吸しよ」

皆んなの声を聞いて安心して少しずつ恐怖心などの類の感覚が消えていく

「落ち着いた？」

「うん、もう大丈夫...ありがとう」

まあそれからしばらくの間は皆んなが俺に気を使ってくれて赤色のものは見なくなった

別にそこまでしなくてもいいのに

なんて呟いた日には

「心配だから！」
「だめだよ、避けられるものは避けとかないと」

とか一斉に反論された

「めちゃめちゃ感謝してるくせに」

って阿部に言われた

そうですよ感謝してますよ

ありがてぇーなと思ってますよ！！！

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最終的にヤケクソ感半端ないんですけど
どうしてもいいオチが思い浮かばなかったです

リクエストありがとうございました