今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:30,805 hit
小｜中｜大
. ページ3
渡辺side
その赤色の方に近づくと気温が高くなった
まさか、放火？
木の向こう側に行くと、落ち葉が燃えていた
はっきりと火だと確認できると足が動かなくなった
早く火を消さなきゃいけないのに動けない
それに加えて息が苦しい
早く治れ、と考えるが、逆に過呼吸になっていって
手が震える
誰か、誰か早く帰ってきて
「はあっ、はっ...はあはっ、っっ...」
上手く息ができない
過呼吸の対処法って、なんだっけ
そう考えている間、何故か視線は火から外せなくて
大きくなっていく火をただ見つめている
このままじゃ、ここも焼けてしまう
風に煽られて火が大きく揺れた
その瞬間
ここから少し上にある家が燃えているように見え、それと同時に昔の記憶と今の状況が重なって見えた
激しく燃え上がる炎、黒煙
過呼吸が治まったと思うと今度は息が出来なくなったような感覚に陥って、視界が歪む
助け呼ばなきゃ
助けを呼ぼうとスマホを手に取るが震えている手には力が入らなくて足元に滑り落ちた
そのうち、身体全体の力も入らなくなって、倒れたのと同時に意識を失った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：coolk | 作成日時：2020年5月2日 21時
