過去と今と未来とAnother story (ページ16)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:30,808 hit

. ページ16

.

「やだ、！こうじくん、っっはぁっ、どこ...」

その声に、向井が目を覚ました

ふらふらと起き上がり目黒を優しく抱きしめて

「めめぇ？めめ、大丈夫、俺、ここおるよ」

そう言って頭を撫でた

だんだんと落ち着いていく目黒の呼吸

「！、こうじくん？...よか、った、」

そう言って疲れたのか眠ってしまった

向井もそれに続いて眠りについた

家に帰ると予め連絡しておいたため、看病の準備がされていた
帰ってくる頃には日を跨いでいた

「康二達どう？」

「結構重症
康二は熱が高くて、目黒はパニックになった」

夜にパニックになりやすい目黒は向井と一緒に寝る日もある

そのための部屋に寝かせて、様子を見る

向井の熱を測れば、39.5病院に行くかどうかの話が出たが、今目黒と向井を離せばまた目黒はパニックになる可能性がある
目黒を寝かせておいてあげたい、そもそも、向井は病院に行くことを嫌うし何より自分たちもあまり行かせたくない

理由は、入院していた時を思い出してしまうから、ただでさえ、高熱を出していて、精神が不安定になってきていた向井、病院に行けば何かしらあるだろう

結局その日は二人とも起きず翌日の朝、目を覚ました

そして、まだ偶然は終わらなかった