デート ページ6
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寝起きは最高
久々のオフに朝から早起きする理由はたったひとつ
「 パックでもしっようっかっなっ」
朝ごはん代わりのプロテインを片して部屋に向かう途中、目に入ったゴミ屋敷、いやお化け屋敷?
もはやホラー
見て見ぬふり見て見ぬふり・・・
昂秀「 Aさんちょっとどこいくつもりすか 」
「 どこって自分の部屋だよ決まってるでしょ 」
昂秀「 いやAさん今はやることやって下さい 」
「 やることなんて 」
昂秀「 掃除 」
「 タカヒデコノヤロウ 」
「 あたしは寮母か!家政婦か! 」
昂秀「 どっちも 」
「 なんて憎たらしい生き物なのッ 」
山彰「 それ口に出して言う人初めて見た 」
ハハッって爽やかな笑みを浮かべる救世主
「 山彰さんいいところに 」
山彰 「 嫌だよそんなゴミの山 」
「 お願いします見捨てないで 」
昂秀「 Aさん手動かして手」
山彰「 普通逆だろそのセリフ、笑 」
飲みかけのペットボトルに開きかけのポテチ
充電器らしきコードから脱ぎ捨てた服まで
掘れば掘るほど出てくる
「 あーーもうなんでこんなに汚くなるの!!」
昂秀「 ゲームしてるだけなんすけどねえ、」
「 お願い今日は勘弁して 」
昂秀 「 今日オフでしょ知ってるよ 」
「 デートなの 」
昂秀「 は? 」
樹「 だれと 」
おっと、樹くん、いつから居たのかな
「 君のアイボウ?」
樹「 俺も行く 」
「 ダメ絶対 」
樹「 えなんで 」
「 デートだから 」
昂秀「 掃除は?俺の部屋は?」
「 ほらイケメン救世主現れたから安心 」
樹「 俺はやらない 」
「 あとは任せたよッ」
樹「 おい 」
強行突破
山彰「 気合い入ってんね〜 」
何故わざわざそんなでかい声で言うかねこの人は
樹「 化粧濃 」
昂秀「 ケバい 」
健太 「 可愛い! 」
陸「 好き!」
慎「 なんか違う 」
瑠唯「 どっかいくの?男?」
野次馬がゾロゾロと、、
言わんこっちゃない
「 デートです!!で、え、と!!!」
自分でも少し引くくらい気合いの入った顔面で
思いっきり睨みをきかせて玄関までダッシュ
「 行ってきます!!!! 」
彼とお揃いのローカットのDr.Martensに足を通して
勢いよく家を飛び出した
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作者名:ベティー | 作成日時:2020年5月4日 16時