▽ あの日 ページ10
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照に「連れていきたいところがある」と言われたあの日。
――私の人生が変わった
着いたところは大きなスタジオで、同世代くらいの男の子がたくさん集まって踊っていた。
スタジオに入ると、その全員が動きを止めて一気に私に視線を向けた。
頭から足先までジロジロと見られて、まるで品定めをされているようで気分が悪かったのを覚えている。
照はそんなこと気にすることもなく、鏡の前に座っているおじいちゃんの所まで私を連れていく。
照「おい、ガン飛ばすなよ」
完全に不機嫌になっている私に小さな声で注意してきた。
――いや、誰のせいでこんな気分になってると思ってんの
そして、そのおじいちゃんに私を紹介していく。
その間にも周りの視線が痛いほど刺さって、なんでもいいから早く帰りたくてしょうがなかった。
照「ほら、名前言って」
「、、月雪です」
『You、いいねー。その顔すごくかっこいいよ！』
「、、、？」
振付「じゃあ、もう早速始めるから。
月雪は岩本と一番前に並んで。」
「なにやるの？」
照「踊るの」
「え？なんで？」
照「いーから」
何も聞いてない私は頭の中がハテナでいっぱいだったけど、どうやらこれから振り入れをしていくようでとりあえず身体を動かしていく。
1年前、照は突然通っていたダンススクールをやめた。
なんでも、自分の夢をかなえるためにオーディションを受けたそうで「俺ジャニーズになったから」という事後報告とともに、それ以来一緒に踊ることもなくなった。
最初は照を真似して始めただけだったのに、空手以外で唯一夢中になれたものがダンスで。
自分の中でも踊ることはだんだんと特別なものになっていた。
それなのに、
照がいなくなったスクールは全然楽しくなくて
【 照といっしょに踊ることが特別だったんだ 】
そう気づいた時、もう踊る意味もなくなってしまったような気がして、その何とも言えないモヤモヤした気持ちを振り払うかのように、より一層空手の稽古に打ち込んだのだった。
振付「ここまで。
頭から返すぞ」
スクールよりも圧倒的に早い振り入れのテンポに最初は戸惑った。
でも何より隣で照が踊ってる。
鏡の中で目があった時、私たちは自然と笑い合っていた。
懐かしかった。たった1年のことなのに。
―負けたくない、照だけには
――嬉しい、またいっしょに踊れてる
―――楽しい、わたし、、
「やっぱ、ダンスが好きだ」
心からそう思えた。
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＊yuki＊(プロフ) - あたりんさん» コメントありがとうございます＊お付き合いのほどよろしくお願いします✨ (3月4日 16時) (
レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (3月3日 15時) (レス) @page22 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
＊yuki＊(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます＊お互い気をつけましょうね☺️ (3月3日 0時) (レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月2日 18時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊yuki＊
| 作成日時：2024年3月1日 21時
