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しばらくして、
「っ、、ごめ、ん」
照「ううん。謝んなくていい」
「、ひーママのご飯、っ」
照「うん。帰って食べよ？」
「、、っ」
照「...、帰りたくない？」
なんであのタイミングで出て行ったのか正直分からなくて。
今も少し俯いてる限り、もしかしたらうちに帰りたくないのかもしれない。
「.....、��家族��って
本当はこうなんだなって、思ったの」
照「、？」
「お父さんがいてお母さんがいて、兄妹がいて。
みんなで食卓囲んで、あーだこーだ言いながら食べて、、」
照「....、」
「最後にお母さんと一緒に家でご飯食べたの、いつだった、かな、っ」
「父さんとも、っ、
家族でご飯食べたこと思い出せなくてっ、、」
照「A、」
「あったかくて、、やさしくて、
....くるしくて、、っ、
逃げちゃった、、」
また目に涙をいっぱい溜めて、ごめんなさいと想いを言葉にするA。
Aの家は普通からしたら少し変わっていると思う。
お母さんが病気してたっていうのもあるけど、朝昼晩のご飯は門下生の人たちが当番で作って全員で食べる。
その中には当然師範のお父さんもいて。
確かに家族だけでご飯を食べたことなんて、Aの記憶にはないのかもしれない。
気付けば俺も泣いていて、堪らずもう一度Aを抱き締めた。
照「っ、俺がいるから」
「、、っ、」
許されるのなら、
俺がいつかAの家族になりたい。
そう思うのは夢のまた夢なのか。
高校に入った頃からAへの気持ちを断ち切りたくて彼女を作ったりしてみたけど、そうすればするほどにAへの気持ちが大きくなっていた。
それでも素直になれない俺は、
その生活を繰り返すしかなくて。
ある一線だけ、Aとは遠くなった気がする。
幼馴染の関係性を最大限に利用してそばにいて。
でも、男女のことになるとお互いに引いて。
これ以上、Aを好きになってはダメだって
そう分かってるのに、
それでも目の前で泣いているAをみて、この気持ちを捨てろというほうが無理だった。
このとき、俺は決めたんだ。
いつか俺が迎えにいけるようになったときには
Aとしっかり向き合おうって。
Aが俺のことどう思ってるかなんてわかんないけど、
それでも精一杯想いを伝えようって。
そう決めたから。
照「帰ろう？」
「ぅん、」
ひとつの傘に入りながら
久しぶりに手を繋いで公園から家まで帰った。
そんな2012年の夏だったんだ。
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＊yuki＊(プロフ) - あたりんさん» コメントありがとうございます＊お付き合いのほどよろしくお願いします✨ (3月4日 16時) (
レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (3月3日 15時) (レス) @page22 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
＊yuki＊(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます＊お互い気をつけましょうね☺️ (3月3日 0時) (レス) id: 9dcb573911 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (3月2日 18時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊yuki＊
| 作成日時：2024年3月1日 21時
