かわらないもの *blue* (ページ4)

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相澤と渡辺ページ4

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自分で言うのもなんだけど、

高校時代、かなりモテていた。
...男子からではなく、女子から。

私、相澤Aは、女子バスケットボール部のキャプテンでエースと呼ばれていて。

身長は165センチとそんなに大きくなかったけど、それなりの顔立ちにショートの髪の毛がよく似合ってたと思う。
大好きなNBA選手を真似していた私のプレースタイルは女子離れしていたからよく目立ってた。

練習にはよく後輩が見に来てたし、バレンタインデーなんてそこら辺の男子より貰ってた。

翔「お前のせいで練習しにくいんですけど、」

こうやって何かしら悪態ついてくるのは、渡辺翔太。
男子バスケットボール部キャプテン、エース。
私と同じような立場でありながら、極め付けには塩顔イケメンという漫画から出てきたような人。

そんな私たちは＂バスケ部の2大イケメン＂なんて言われて。

「私じゃなくてアンタ目当てでしょ」

男子部員「あーもう！お前らキャーキャー言ってる奴らなんとかしろ！」

翔「「...はーい」」

練習前に2人で見学者を宥めに行くこともしょっちゅうだった。

「はいはい、見るなら静かにしてねー」

『やばい！A先輩と話しちゃった、、』
『あの！試合がんばってくださいっ！』

「ん、ありがとう」