かわらないもの *blue* (ページ19)

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親睦会ページ19

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「親睦会？」

立石「そうそう！
お前らもバスケするし、俺らのチームもバスケ経験者多くてさ！せっかくのご縁だし、親睦会兼ねて体育館借りてバスケしよーぜ！」

で、そのあと飲み会！最高なプランだろ！

と元気に会社に電話を掛けてきた立石。

まるでプライベートの誘いのように仕事の話をするんだから笑えてくる。

すぐ近くのデスクにいる課長は、私の電話口での会話から大体を察しているようで大きなマルを頭上に掲げながら「やれ！」と顎で指してくる。

「課長も了承してくれてるので、是非よろしくお願いします。」

そして日程は今週の金曜日に決まった。

ーーーーー

立石「え、なんで相澤やんねぇんだよ。」

「さすがに男性陣に混ざるのは迷惑かけるって」

立石「はぁ？お前なら出来るだろ！」

「いや、引退してからだいぶ経ってるし」

親睦会当日。
私はプレーしないと言ったらこのやり取り。
なんでも会社の皆んなに私の高校時代のプレーを散々話していたようで、参加しないなんてありえないと。

怪我のことは誰にも言ってないから、こうなってもおかしくないんだけど。
なんとか言い訳をするのが精一杯だった。

「とにかく、私は得点とタイマーやるから」

翔「......。」

「みなさん、よろしくお願いします！」

強引にゲームをスタートさせて、この場をしのいでいった。