かわらないもの *blue* (ページ15)

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変わんなくね？ページ15

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課長「相澤、アレどないなった？」

「是非うちにお願いしたいと、先程先方から連絡いただきました。」

課長「ホンマかっ！？お前、よぉやったな！！」

3ヶ月後に大阪で開かれることになった、プロバスケットボール日米親善試合。

バスケ経験者ということもあって、入社2年目にしてメインスポンサーとしてつかせてもらえないか企画交渉を任されていた。

初めて自分で獲得した大仕事。

純粋に嬉しかった。

課長「ここからが忙しなると思うし、せっかくやから渡辺も一緒にやっていってほしい」

翔「わかりました。」

まさかの展開が待っていたけど。

翔「よろしく。」

「うん、よろしく、」

翔太が異動してきてからというもの、本社の業務を覚えるのに色々な先輩と関わっていたようで特に私と接点はなかった。

家は隣だけど、出くわすこともなかったし。

程よい距離感だったんだけどなぁ、、
って勝手に気まずく思ってるのは私だけなんだろう。

渡した資料を早速念入りにチェックしてる翔太の姿をみて、私情を挟んでいる場合ではないなと気持ちを切り替えた。

ーーー

『相澤ー、2番に電話きてんでー』

「はーい！
、お電話代わりました相澤です。」

企画も順調に進んでいるころ、当日お世話になるイベント担当者から電話がきた。
今、本社の近くに来ているから直接ご挨拶がしたいと。

そこで出迎える人に私たちは驚くことになる。

『相澤と渡辺ってお前らかよ！！』

翔「...立石って、お前かよ」

まさかの担当者まで高校の同級生、しかも男バス部員だなんて。

課長「なんやなんや、盛り上がっとんなぁ」

立石「いやー、挨拶周りに緊張してたとこなんで同級生に会えるなんてラッキーです！」

課長「少しここで息抜きしていき！
この2人の高校時代の話とか聞きたいし！」

「いや、いま業務中ですよ、」

堅いこと言うな！と、さすが関西のノリというかなんというか。

立石もちゃっかり上着まで脱いでリラックスしてるし。