二日目 ページ4
A side
明け方、小鳥が囀る音で目を覚ました
記憶と視界がぼんやりとする中、枕元にある時計に目を向けると、午前6時をまわっていた
6時…そういや、部活がある土日は毎日この時間帯に起きてたな…
皆、どうしてんだろ
まぁ、生憎私はお見舞いに来てくれるような心優しい友達なんて居ないし、
女の嫉妬とマウントの取り合いに塗れた教室で過ごすより、
ここの方がよっぽど楽だったりして。
？「おはようございます」
突然左手側から声がして、思わず振り向いた。
『おはようございます』
？「あの…多分、これからの入院生活、どちらも心細い事とかあると思うんで、仲良くしません？」
『…はい！私でよければ』
この人も、入院してて心細い事とかあったのかな。
お話し相手がいるだけで十分気が楽だ。
？「ありがとうございます。あの、貴方の名前は？」
『私は…AAです。Aとか、Aちゃんとか、気軽に呼んでくださいね』
？「はい、分かりました。Aちゃん｣
『あ、、はい！なんですか？』
？「ふふ、照れてますやん」笑
『照れてないし、いいんですそんな事は！貴方はなんて言うんですか？』
？「僕は…
.
.
川西、賢志郎と言います。」
川西賢志郎さん…
『いい名前ですね。賢志郎さんって呼んでいいですか？』
すると、賢志郎さんは少し目を見開いて、驚いた素振りを見せた
もしかして、年下が下の名前で呼ぶ事に対してびっくりしたとか…？
『あ、嫌だったら全然…』
川西「いやいや、そんな事ないです。賢志郎さんでいいですよ。」
さっきとは打って変わって微笑んで言う賢志郎さん
そんな賢志郎さんとは、色々な話をした
賢志郎さんは、テレビで活躍する漫才師をしていて、
芸人仲間とは凄く仲が良くて、皆面白い人らしい。
お見舞いにも来てくれるらしいから、会いたいな。
そして、賢志郎さんには
とても記憶に残るファンの女の子がいたらしい
バイト休んで来ましたー！
｢そんな子もおるんやなあ、嬉しいなぁ｣
そして、
また、会いたいなあ…
一人言を呟くように賢志郎さんは言ってた。
ここにいるよ、
そう言いたくなるのをグッと堪え、相槌を打つ事に専念した。
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志群(プロフ) - ミサキさん» コメントありがとうございます。！そう言っていただけると嬉しいです。！沢山更新できるように頑張りますので、よろしくお願いします…。 (2020年6月2日 22時) (
レス) id: 3215cb5037 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 続き早くみたいです！！ (2020年5月24日 10時) (レス) id: 1fece32f94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志群 | 作成日時：2020年5月15日 10時
