１３３いいぞガンバレ飯田くん！ ページ33
――、――、――……。
「え、何コレ何コレ」
「警報……何が起こった？」
今まで騒がしかった食堂内は一気に困惑の色に染まり、総勢百人以上はいるであろう生徒達が一斉に出口の方へ走るわ走る。
「わっ、ちょ、押さないで!! いった！」
出口に比較的近い席だった私は人の波に押され、不可抗力で立ち上がり、通路まで押し出されてしまった。
「A!!」
「ぶっ、イヤアア背骨がシーに！ローマ字のシーにいぃ！」
「ちょっと待ってろ！すぐ行くぞ！」
満員電車より辛いと言ったら良く分かるだろう。あっという間にすし詰め状態となった食堂。
背骨が反比例のグラフのように曲がり、左手は後ろの人たちの肩や腕やらでプロレス技よろしく固められている。
あ、向こうで切島くんと上鳴くんが必死に手を振っている。三途の川へ一緒に行こうって？フフフ、いいよ……
「A！」
「え、なにこの手」
私が軽く現実逃避していると、固められた左腕に最近感じた違和感。
(勝己……？)
「チッ、どけお前ら！A、」
「お、おう……ありがと」
でも力任せに他の人押しのけるのはいけないよね。
腕を引かれて勝己にすっぽり収まる。間髪入れず腰と後頭部に回される両手。
(ちょおま)
「うぇ!? ちょ、かつ……うぇ!?」
「手ぇ繋ぐだけだったらすぐ離れんだろ！」
そりゃそうですけど。
「あ゛ーマジだりぃクソブッ殺すぞモブ共が」
「うわわ」
後から後から押してくる生徒達に対して、前方はまだ一歩も進めていない状況。故にまた詰め詰めになっちゃって、ただでさえ抱き合ってるみたいな体制の私とこいつが更に密着、
「だああああもう耐えられんのじゃあああ!!!」
余りの恥と理不尽さに耐えかね大声を上げたその時。
「大丈ー夫!!!」
「ただのマスコミです！」
「なにもパニックになることはありません、大丈ー夫!!」
「あ？あのメガネ……」
「飯田くん!?」
「ここは雄英!! 最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!」
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爆豪緑茶＠僕アカ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます(^^♪まぁ、なんか、ありふれた感が凄いですけどそう言っていただけると嬉しいです！ (2014年12月17日 18時) (
レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 夢主ちゃんの感がスゴい!!応援してます!!更新がんばってください (2014年12月17日 18時) (レス) id: e1ea1acc2e (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶＠僕アカ(プロフ) - 狗豆さん» コメントありがとうございます！もうこれ本誌見ながら泣いてしまいましたわ…。主はさっさと退散したのでかっちゃんの勇姿を見れずじまい＼(^o^)／いやあ恐縮でございます！ (2014年12月16日 21時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
狗豆(プロフ) - おああああああああああああああああああ相澤さああぁぁぁぁぁぁああああああん!!!!ちょっと待て夢主かっちゃんが嫉妬するから相澤さんばっかり庇うの止めなさいww!!コラwwいやぁ相変わらず素晴らしい文才で魅了されますなぁへっへへ( (2014年12月16日 19時) (レス) id: a174693864 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - それなら大丈夫b相澤さん！いいよね！ (2014年12月16日 19時) (レス) id: 51504552ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆豪緑茶@僕アカ(ChocoLa♪MHA) x他1人 | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/mylist
作成日時：2014年11月24日 22時
