４０訪問ハプニング ページ40
少し収まったかな…。顔をぺたっと触ってから温度を確かめて、勝己の方に視線だけやっ…てすぐ戻した。だって向こうが見てるんだもの。見るなよ、恥ずかしいじゃねえか。
「なんだよ」
「いや何でも別に」
「はあ? 聞こえねー」
「ていうか勝己こそ何見てるの!?」
「ん……アホ面」
「腹立つなあ、勝己のそういうところ本当に腹が立つなあ」
カップの紅茶を飲み干し(冷めてた)、未だ騒ぐ心を鎮める。しずまれ、しずまるんだ!!
「ちょっといいか」
「何よ、あらたまって」
カップをゆっくりと置いてから勝己の耳を見る。だって目とかもう見れないって。
「オオカミが俺じゃなかったらどうしてたんだよ」
どう、どうしてた…?
「どうする、っていうか…まあ劇だし役も決まっちゃった以上はどうしようもないでしょう」
「そういうんじゃねえよバカ」
ば、ばかだと!? だってそうじゃん! 仕方ないって諦めるしかないじゃん!
すると勝己は眉をこれ以上ない程に顰め、左手で顔を覆いながら言った。
「俺と、他の奴とのキスだったらどっちが嫌か聞いてんだ」
思い切り視線を逸らして。
質問について突っ込んだら負けなのだろうか。
「そりゃ幼馴染の方が良い…って何言わしてんだ」
出久んでもいいけど(可愛いから)。
多分コイツがこんなこと言うのは私の文化祭役決めのときの台詞からかな。でも。
「そんな細かい事覚えてて今言うって…。前まで無かったよね」
そう言うと、彼は私を見上げクエスチョンマークを浮かべた気がしたので、文化祭役決めの。と付け足せばああ、と納得し、
「き……つ…」
らしくなく蚊の鳴くような声でそんなことを言ったものだから、
え、なに。と聞き返すと何故かキレた。
「気になる奴の事は覚えてるわクソが!!」
「はぁ!!?」
状況を分析する暇もなく、先程まで顔にやっていた左手で肩を掴まれ、丸い卓から身を乗り出して、そこから柔らかい感触と少し冷たくカサついた体温。
「!?…、…んっ」
「…」
たった数秒のことが永遠のことにも思えた。
直ぐ様離されるどころか突き飛ばされて乱暴に扉を閉められた。
扉の心配などしていられない程に私の顔は熱かった。
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心街(´･ω･`)(プロフ) - 出久の個性ってsmashじゃなかったんだ、でも出久ってsmashしか使えませんよね？ (2016年10月5日 22時) (
レス) id: 6f7dab3e5b (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶＠僕アカ(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます(^^♪頑張りますね！ (2014年11月9日 18時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - おもしろいっす！！返信頑張ってくださいっ！！応援してるっす！！！ (2014年11月9日 18時) (レス) id: 30b58f60fb (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶＠僕アカ(プロフ) - ギロスさん» コメントありがとうございます(^^♪ そうですね！もう毎週が待てませんｗこれ以上書きたいですけど規制されるのが怖い…… (2014年11月5日 5時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
ギロス - ていうか、キスするとか男前つーか何て言うか…兎に角惚れるぜ勝己！！！！！！ (2014年11月4日 2時) (レス) id: f2f16c433e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ChocoLa♪MHA x他1人 | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/mylist
作成日時：2014年9月23日 19時
