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そんなグクがもう少しで私の前に現れる。
先に目の前を通りすぎたテヒョンさんと一瞬、目があった気がしたけど
その目はすぐにそらされて、ほっとする。
こんな大勢いる人の中で気づくわけない。
グクとの距離が近まるほどに心臓が早くなるのが分かって、ドキドキする。
だめだ、私やっぱり会えない。
そう思って、先輩に慌ててトイレに行ってくると伝えて、盛り上がってる瞬間に私はその場を離れた。
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トイレから戻れば、彼らはもうすでに移動を終えて正面のステージに戻って、バラードを歌っていた。
そして歌い終えた後の最後のMC。
突然だった。
TH「ねぇ、みんなの好きなバラード言い合おう！」
テヒョンさんが言った。
JM「テヒョンイ、なに突然。笑
まぁ、でも僕はやっぱりbutterflyかな」
JN「ヤー。僕はFAKE LOVE」
YG「I need U」
NJ「うーん、選ぶのが難しいな…Answer: Love Myself 」
HK「ヤー、ナムジュンぽいな。僕は最近ジョングギのEuphoriaをよく聴いてるよ」
それぞれメンバーのみんなが口々に各々の好きなバラード曲を話す度に、沸き起こる叫び声にも近い歓声。
そんな流れの最後はグクだった。
TH「ジョングギは？」
JK「사랑이란 아프고 아픈 것 yeah〜
〜이별이란 아프고 더 아픈 것 같애」
グクは曲名も言わずに、アカペラで歌い出して
その曲に気付いたファンはキャーキャー叫び出した。
だって
……Love is not over だったから。
グクと別れた後、何度聴いたか分からないこの曲。
ワンコーラス歌い終わった後、グクはテヒョンさんを見つめて言った。
JK「これは僕が初めて作詞した歌で、今でも特別な曲です」
こんなの泣かないわけないよ。
SR「えっ？！ちょっとA…泣いてるの？大丈夫？」
「すみません、、セリ先輩っ、わたし…帰りますっ、ごめんなさい」
私は先輩に何度も謝って誰よりも先に会場を後にした。
これ以上は感情を抑えて見ていられる自信がなかったから。
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uz(プロフ) - たるぎさん» 凄く嬉しいお言葉！ありがとうございます(^^) (2021年6月28日 9時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 話の展開とか、とても好きです！これからも頑張ってください(^o^) (2021年6月27日 13時) (レス) id: 926ed2bace (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ミミさん» - [x] ミミ様〜いつもコメントありがとうございました^_^ 温かいお言葉に励まされて、なんとか完結できました。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！！ (2021年6月7日 9時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - いま最後まで読みました。素敵なエンドを迎えられて良かったなぁって思います。uz様執筆お疲れ様でした。 (2021年6月7日 6時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ひとみさん» ですよねw当たり前確認できてホッとしております(^^)v (2021年5月25日 16時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2021年5月3日 0時
