60 JK ページ14
JK side
全てのライブが終わって、俺らは半日だけ休みをもらった。
その貴重な時間に訪れたのは、Aと付き合っていた時よく通ってダンスの練習をしていた公園だった。
あのライブで彼女を見かけてから、どうして来てくれたのか。
もしかしたら、今まで俺が気付いてなかっただけで見に来てくれてたのか。
考えれば考えるほど、頭からAが離れなくて気がついたら車を走らせて思い出の場所にいた。
もちろんこんな場所に偶然、運命みたいにAが現れることがないことは分かっている。
ただ、嬉しかったんだ。それくらい。
しばらくベンチに座ってぼーっとしていたけど、俺に気付いたファンの子達が遠くから写真を撮るのが分かって、俺は急いでその場を後にした。
たった少し、こうして外に出るだけで気付かれてしまう。
普通の恋愛なんて、やっぱり俺らには出来ないんだと悲しくなった。
そして、思った通りSNSに流れるプライベートの写真を見ては、ガッカリする。
それは他のメンバーも同じで、改めて弁護士を立てて今後はそういった動画や写真が少しでも載らないための対策をすると事務所は言っていた。
いつものトレーニング終わり。
ジムを出て、下の階のダンスレッスン室へと向かおうとエレベーターに乗った瞬間に見えた人影に驚きを隠せなかった。
それは相手も同じだったようだけど、すぐに向こうから余裕そうに声をかけられた。
正直俺にはそんな余裕はなかった。
だって、左手の薬指に見えた指輪が、Aが今こいつの胸の中で幸せにしているんだと思うと
まだ消化できていない気持ちが、苦しくてたまらなかったから。
JK「……Aは元気にしてますか？」
それなのに、どうしても気になってしまう。
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uz(プロフ) - たるぎさん» 凄く嬉しいお言葉！ありがとうございます(^^) (2021年6月28日 9時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 話の展開とか、とても好きです！これからも頑張ってください(^o^) (2021年6月27日 13時) (レス) id: 926ed2bace (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ミミさん» - [x] ミミ様〜いつもコメントありがとうございました^_^ 温かいお言葉に励まされて、なんとか完結できました。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！！ (2021年6月7日 9時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - いま最後まで読みました。素敵なエンドを迎えられて良かったなぁって思います。uz様執筆お疲れ様でした。 (2021年6月7日 6時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ひとみさん» ですよねw当たり前確認できてホッとしております(^^)v (2021年5月25日 16時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2021年5月3日 0時
