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『お待たせ。ごめんね、来てもらって』
「いえ、事務所立派ですね」
『ありがとう』
「あの、伝え忘れたことって…なんですか？」
気になりすぎていた私は、真っ先に聞いた。
もちろん長居するつもりもなかったから。
『うん。実は僕、また彼らの事務所の仕事をすることになったんだ』
「え、、」
彼ら、を指すのはきっと私の知っているあのグループのことだってことは名前まで言われなくてもすぐに分かった。
『それで、君たちがまだすれ違ってるみたいだったからさ…最後にお節介したくなって』
すれ違ってる？
どういう意味なのか頭がついていけない。
『彼も呼んでおいたから』
そう優しく話すドンウクさんにますます混乱する。
呼んでおいたって…誰を？
「代表。失礼します、お客様がお見えになりました」
『うん、通して』
待って、まさか…
JK「失礼しま、えっ… A？」
『後は、2人で話して。マネージャーさんはこちらへ』
「ドンウクさん！ちょっと、待ってください」
『A、逃げずに二人で話すべきだよ』
「…っ、そんな」
願いも虚しく、閉められてしまった扉。
そして目の前に呆然と立って私を見つめるグク。
会いたかったけど、会いたくなかったグクの姿が目の前にあって、胸が苦しい。
なんて声かけたらいいの？
久しぶり？
元気にしてた？
相変わらず忙しそうだね？
全然しっくりこない。
俯く私とは逆に、少し小さく息を吐いて目の前のソファーに腰をかけたグク。
JK「Aも座れば？」
「……」
ソファーに腰掛けてもやっぱりグクとは目を合わせることが出来なかった。
私のために別れたって聞いたよ？
なんで言ってくれなかったの？
私を守ってくれてありがとう？
違う。
頭の中にぐるぐると浮かんでは消えていく言葉たち。
どれも納得のいく言葉じゃなかった。
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uz(プロフ) - たるぎさん» 凄く嬉しいお言葉！ありがとうございます(^^) (2021年6月28日 9時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 話の展開とか、とても好きです！これからも頑張ってください(^o^) (2021年6月27日 13時) (レス) id: 926ed2bace (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ミミさん» - [x] ミミ様〜いつもコメントありがとうございました^_^ 温かいお言葉に励まされて、なんとか完結できました。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！！ (2021年6月7日 9時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - いま最後まで読みました。素敵なエンドを迎えられて良かったなぁって思います。uz様執筆お疲れ様でした。 (2021年6月7日 6時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ひとみさん» ですよねw当たり前確認できてホッとしております(^^)v (2021年5月25日 16時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2021年5月3日 0時
