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ほとんど生活感のない部屋にグクを通す。
JK「.....思ってるより片付いてるじゃん」
「あんまりこっちいないからね」
JK「.......」
「何か飲む？コーヒー？それともお茶？」
JK「酒はないの？」
「....ビールならあるけど。って、その前に確認するけど、ちゃんと帰る気あるんだよね？」
JK「ビール飲んだくらいじゃ潰れないから」
「あっそ、はい」
一応確認して、冷蔵庫に入ってたビール缶をグクの目の前に差し出す。
JK「さんきゅ。おまえは飲まないの？」
「…そんな気分じゃない」
JK「あっそ」
そんな私を他所に、プシュとビールの缶を思いっきり開けるグク。
あーもー、やっぱり我慢できない。
「やっぱり飲む！」
JK「ふっ」
「なによ」
慌ててビールを取りに行って、缶を開ける様子を見ながらグクが笑った。
JK「飲むの好きなくせに、なんで飲まないんだろって面白かっただけ」
「いまは適量しか飲んでないの」
JK「へぇーあの酒豪がね」
「もういいから、飲むよ？乾杯」
JK「はいはい」
久しぶりのビールを喉に流し込めば、身体の中に一気にアルコールが巡っていくのが分かる。
美味しい。
今の彼、ドンウクさんと付き合ってからは、なんていうか女性らしくしなきゃって思ってお酒を飲むのを控え始めた。
飲んでも彼の前では可愛らしいお酒しか飲まない。
一番好きなのはビールなんだけど、そんなこと言ったら彼に引かれてしまいそうで、出会った時に可愛いさアピールでカクテル飲んだのが間違いだった。
その日誤魔化して以来、彼の前でビールを飲んだことはない。
「やっぱりビール最高」
JK「なんだそれ」
「それ1本飲んだら帰ってよね？いい？」
JK「は？なんで？」
「むしろなんでまだいようとするわけ？」
JK「ダメなの？」
「ダメでしょ」
JK「......分かったよ」
そして、手に持っていた缶を真剣な顔をしてテーブルに置いたグク。
「なに？飲まないの？」
JK「これ飲み終わったら帰らないといけないなら、もう飲まない」
「....は？やめてよ、そうゆう子供みたいなことするの」
もう...急になんなわけ？
でもグクはいつもそうだった。
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uz(プロフ) - miiさん» 初めまして。ありがとうございます^ ^ 更新遅くて申し訳ないですが、完結まで頑張りますので、そのまま見捨てずにいてくださると嬉しいですー！ (2021年4月22日 17時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 初めてコメントします。もう大好きな作品です。更新されるのを今か今かと待ってます。完結まであたたかく見守ろうと思っています。 (2021年4月22日 7時) (レス) id: 0d3f057d08 (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ミミさん» お久しぶりです。またもや感想ありがとうございます。こんなお話を楽しみにしてくださってることが純粋に嬉しいです。もう少し頑張ってみます^ ^ (2021年4月2日 14時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - uz様お久しぶりです！切ない展開になってきましたね。更新また楽しみにしていますね。 (2021年4月1日 20時) (レス) id: 876d1622b2 (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ゆずはさん» 初めまして。そう言ってもらえて嬉しい限りです。更新頑張ります！ (2021年3月14日 0時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2021年3月2日 0時
