20 JK ページ20
JK side
ー 「ていうか…早く彼女作りなよ！！」ー
まただ。
Aからこの言葉を言われたのはこれで二度目。
2年前と同じだ。
あの日俺は売り言葉に買い言葉でAと言い合って、Aの前から去った。
そして後悔した。
だから何が何でも今日は帰らない、帰りたくなかった。
ベッドに潜って、眠たくもない目を閉じて考える。
そんな俺の行動を見て呆れたかのように浴室へと移動したA。
なんで俺たちはうまくいかないんだろう。
ー JK「俺のとこ戻ってきたらいいじゃん」
「……は、何言ってんの？」 ー
A、本気で戸惑ってたな。
ー JK「捨てられたら、俺が拾ってやるって意味」
「……」 ー
それを聞いたAは本気で悲しそうな顔をしていた。
ー JK「…だから俺以外としないで」
「なんなのっ、グクってほんと勝手っ」ー
そして、最後にはまた怒らせた。
全部自分のせい。
俺はAを怒らせてばっかりだ。
いつから喜ばせ方を忘れてしまったんだろう。
女心なんてやっぱり分からない。
こんな言い方しか出来ない自分が悪いのはわかってるけど、素直に好きだとも言えない。
あの時とはもう違うのに。
でもこのままじゃ、本当にAが他の人のものになってしまいそうで怖くてたまらない。
お風呂から戻ってきたAが、俺の髪に優しく触れるから寝たふりをしていた俺は、少しビックリして動いてしまった。
そんな俺の姿に慌てて手を離したA。
ねぇ、いま何を考えてる？
その手は本当は俺を求めてるんじゃないの？
当たり前のように俺がかぶっていた布団を引っ張って、狭いスペースに丸まるように眠ったAがやっぱり愛しい。
Aが眠りについたのを確認して、肩に触れるだけのキスを落として家を出た。
ごめん、困らせて。
でも…どうしようもないくらいまだおまえのことが好きなんだ。
.
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uz(プロフ) - miiさん» 初めまして。ありがとうございます^ ^ 更新遅くて申し訳ないですが、完結まで頑張りますので、そのまま見捨てずにいてくださると嬉しいですー！ (2021年4月22日 17時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 初めてコメントします。もう大好きな作品です。更新されるのを今か今かと待ってます。完結まであたたかく見守ろうと思っています。 (2021年4月22日 7時) (レス) id: 0d3f057d08 (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ミミさん» お久しぶりです。またもや感想ありがとうございます。こんなお話を楽しみにしてくださってることが純粋に嬉しいです。もう少し頑張ってみます^ ^ (2021年4月2日 14時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - uz様お久しぶりです！切ない展開になってきましたね。更新また楽しみにしていますね。 (2021年4月1日 20時) (レス) id: 876d1622b2 (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ゆずはさん» 初めまして。そう言ってもらえて嬉しい限りです。更新頑張ります！ (2021年3月14日 0時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2021年3月2日 0時
