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すっかり冷め切ったご飯を温めなおせば
JK「あ〜いい匂い〜」
いまかいまかと食事を待つグクが近づいてきて、当たり前のように隣で2人分の食器を用意してくれる。
これが当たり前だったのはもう何年か前なのに、その姿が昔と重なって、また胸が苦しい。
やめてよ、そんなに普通にしないで。
JK「うん、美味い。A、料理だけはうまかったもんな」
「だけは、ってなに？」
JK「せっ くすはまだま…」
「なに、追い出されたいわけ？」
JK「うそだって」
「もうっ、食べてる最中に下品。信じらんない」
目の前で拗ねる私を他所に、ケラケラ笑って美味しそうに食べるグクの姿は何も変わらない。
2年という時間が過ぎたにも関わらず、目の前で何も変わらないグクを見てると、ただ時が止まってただけみたいな錯覚に陥る。
そんな私の気持ちを現実に引き戻すかのように、聞こえた私のスマホの着信を告げる音。
もちろん、相手はドンウクさんで。
出るか迷ったけど、ここで出なくて万が一家に来られる方が大変なことになると思って、電話に出るためにグクのそばを離れた。
バスルームにこもって、おそるおそる彼からの着信に通話ボタンを押す。
「もしもし？」
《あ、A？》
「うん、どうしたの？」
《会いたいなって。いつ戻ってくる？》
彼のストレートな言葉にまた罪悪感が押し寄せる。
「ごめんなさい、私まだ、」
《返事のことは気にしなくていいからさ。一度戻ってきてよ、ね？》
「…分かった。明日はそっちに行くね」
《ありがとう、待ってる。おやすみ》
「おやすみなさい」
電話を切って、深いため息をついて部屋に戻ろうとバスルームのドアを開けば、そこにはグクが立っていた。
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uz(プロフ) - miiさん» 初めまして。ありがとうございます^ ^ 更新遅くて申し訳ないですが、完結まで頑張りますので、そのまま見捨てずにいてくださると嬉しいですー！ (2021年4月22日 17時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 初めてコメントします。もう大好きな作品です。更新されるのを今か今かと待ってます。完結まであたたかく見守ろうと思っています。 (2021年4月22日 7時) (レス) id: 0d3f057d08 (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ミミさん» お久しぶりです。またもや感想ありがとうございます。こんなお話を楽しみにしてくださってることが純粋に嬉しいです。もう少し頑張ってみます^ ^ (2021年4月2日 14時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - uz様お久しぶりです！切ない展開になってきましたね。更新また楽しみにしていますね。 (2021年4月1日 20時) (レス) id: 876d1622b2 (このIDを非表示/違反報告)
uz(プロフ) - ゆずはさん» 初めまして。そう言ってもらえて嬉しい限りです。更新頑張ります！ (2021年3月14日 0時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2021年3月2日 0時
