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-ANGE side-
AG「いや実は…私の私服が失くなってて」
JM「は？私服？」
AG「うん…更衣室に置いてたんだけど、1つも無いの」
JM「それ以外の荷物は？大丈夫？」
AG「うん、先にそれを確認してから着替えようと思ったんだけど…今日は大丈夫だと思ってクローゼット見たら服が無くて…」
JM「俺も行こっか？」
AG「いや駄目だよ、ここ女子更衣室だし」
JM「うーん…」
SA「あ、オンニ」
AG「あ…マネージャーオンニ戻って来たから一旦切るね。ごめん」
そう言って電話を切ってシアンオンニに返すと、マネージャーオンニが、私が出勤して来た時とは別の服を渡して来た。
MG「取り敢えず今日はこれ着て帰ろう。男達はもう車乗ってるから」
AG「はい…ありがとう」
MG「他のスタッフにも確認してみるけど…こういうことは今回が初めて？」
AG「あー…前にも何回か私物が失くなったりしてたけど…」
MG「何でそれもっと早く言わないの！？」
AG「あ、いや…大体リップとかイヤホンとか、大した物じゃなかったから…私の不注意だと思って」
SA「もしかしてジミンは知ってたの？」
マネージャーオンニに少し怒られて凹んでいると、シアンオンニが優しく聞いて来た。
AG「うん…前にイヤホンが失くなった時に一緒に探してくれたんだけど…」
MG「次からは荷物は全部私が預かるわ。シアンも」
SA「わかりました」
AG「はい…」
その日は、マネージャーオンニに手渡された黒いパーカーのフードを目深に被って、テレビ局を後にした。
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作者名：も | 作成日時：2024年1月22日 23時
