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-ANGE side-
AG「…え？」
更衣室にあるクローゼットの前で1人、立ち尽くした。
SA「どうしたの？大丈夫？」
AG「…私服が無い」
SA「え？」
シアンオンニも一緒にクローゼットの中を覗くが、私が出勤した時に着ていた服はどこにも見当たらなかった。
SA「…え、オンニが移動させたのかな」
AG「…」
そんなはずは無いというのは私もシアンオンニも分かっていたが、それ以外の可能性を考えるのが怖かった。
MG「あ、2人とも早く着替えちゃって。他のメンバー待ってるから」
SA「オンニ…Aの私服、知りませんか？」
MG「は？Aの私服？」
AG「無いんです…このクローゼットに入れてたのに」
SA「私も見てたからそれは確かなんですけど」
私達の言葉を聞くなりマネージャーオンニは、少し焦ったような顔をした。
MG「…2人とも、この部屋で待ってて。勝手に外に出たりしないでね」
SA「は、はい」
マネージャーのオンニが何処かに電話をかけながら出て行くのを見守って、シアンオンニと目を合わせる。
その時、シアンオンニの携帯に電話がかかって来た。
SA「…もしもし、ホソク？…あーうん…ちょっと色々あって…ごめん、今オンニも外に出てて、私達も動けないの…Aもいるよ、大丈夫」
私達が遅いのを心配して、ホソクオッパが電話をかけて来たのだと察した。
SA「…あ、ジミン？…え、Aに？」
シアンオンニが私の方を見て、携帯を手渡して来る。
SA「ジミンがAに代わってって」
AG「私？…もしもし」
JM「あ、A？もしかしてと思ったんだけど、今日は何も失くなってない？」
AG「え、何で…」
JM「2人が遅いから何かあったのかなって考えてたんだけど、まさかと思って」
全くこのオッパは、勘が鋭い。
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作者名：も | 作成日時：2024年1月22日 23時
