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-SIAN side-
AG「で?」
JK「どうなったんですか?」
Aはまだしも、何故ジョングクまで。
遡ること30分前。
ジンオッパとの撮影を命からがらやりきった私は、スタジオの端の方で、他のメンバーの撮影を見守っていた。
AG「あ、オンニ」
そこに現れたのが、天使という芸名を持ちながらもかなりサディスティックな性格をしているA。
何も言わなくても顔が物語っている。
そのまま口角が天井についてしまうのではないかと思ってしまうほどニヤニヤしている彼女が言わんとしていることを察して、思わず真顔になる。
AG「ジンオッパとの撮影、どうだった?」
SA「どうも何も…」
AG「私は撮影あったから見れなかったんだけど…あー2人の絡み見たかったな〜」
SA「ちょっと声大きいから…!」
JK「何の話?」
SA「げ」
大して大きくもないAの声に無駄に反応してしまったせいで、余計な野次馬が増えてしまった。
AG「あ、ジョングク。オンニって可愛いよねって話」
この子は正直、私を弄ることに生き甲斐を感じているのだと思う。
思わずAを睨むが、満面の笑みで見つめ返されてしまえば私の負けである。
可愛い。
JK「ふーん…シアンヌナがジニヒョンのことが大好きで仕方ないって話?」
SA「…は?」
AG「え?」
流石のAもそこまで的を得た返事が返って来るとは思っていなかったのか、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
え、ちょっと待って、どういうこと。
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作者名:も | 作成日時:2024年1月22日 23時