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-ANGE side-
SA「…A！！」
RM「大丈夫？怪我は無い？」
私とテヒョンオッパがバンに乗り込むと、先に乗り込んで待っていたメンバーの注目を一気に浴びた。
心なしかシアンオンニの目が赤いような気がした。
AG「うん、大丈夫。心配かけてごめんなさい」
TH「嘘。あのおっさんに抱きつかれてたでしょ」
SA「はあ〜！？気色悪！！頭おかしいんじゃないの！？」
JH「口悪いよシアン」
テヒョンオッパの言葉を聞いて、今にもカチコミに行きそうな勢いで立ち上がったシアンオンニが、ホソクオッパに押さえられてまた渋々席に着いた。
SA「本当に…テヒョンからマネージャーオッパに電話かかって来た時、気狂うかと思ったんだから。Aが危ない目に遭うって分かってたら私も着いて行ってたのに」
SG「もう十分気狂ってただろ」
JN「そうだよ、シアンったら大号泣だったんだよ」
AG「え…」
SA「あ！言わなくて良いのに！」
AG「オンニ…ごめん」
空いていたオンニの隣の席に座ると、すぐさまオンニが抱き締めてきた。
SA「ううん、Aが無事で良かった」
JK「ぐすっ…」
JM「え？ジョングク泣いてるの？」
JK「だってヌナが…」
AG「え、待って本当にごめんね」
何故かジョングクが泣いて、メンバー全員でよしよしと頭を撫でた。
あの男性スタッフはもちろん解雇。
それからは私を取り巻くトラブルはパタリと無くなった。
そのスタッフは、私を傷つけるつもりはなく、単純に私と関わるきっかけが欲しかったと言っていたそうで、それを聞いたシアンオンニがまた憤慨していた。
それに対して私は、怒るに怒れなかった。
やり方は良くないけれど、私を好きでいてくれたその気持ちは嘘ではないと思ったから。
それを言ったらオンニはきっとまた怒るだろうけど。
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作者名：も | 作成日時：2024年1月22日 23時
