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-ANGE side-


TH「Aは本当にオンニっ子だよね。ちょっと妬けるんだけど」

AG「何言って…」

TH「大体何でヌナだけが知ってて俺達には何も言わないのさ」

AG「たまたまオンニがその場にいたから…」

TH「あーあ、いつも大事な時に俺はAの側にいないんだから。俺の馬鹿!」

そう言って自分で自分の頭を叩くオッパにどう反応すれば良いのか分からず、ただ黙って見つめていると、何か反応してよと怒られた。


「そこで何してるの?」

その時、突然後ろから話しかけられた。

振り返ると、最近私達のグループに回って来たスタッフの男の人がいた。


TH「ああ…今ダンスの休憩中なんです」

コミュニケーション能力の高いオッパが返す。


ST「そっか。でもこんな所に2人でいたら危ないんじゃない?」

TH「え?何で…」

ST「どこで誰が見てるか分からないでしょ?」

その言葉を聞いた瞬間、ぞくりと背中が凍るのを感じた。


TH「え…あの…」

ST「ほらほら、早く練習室に戻りな」

そう言ってその男性は私の背中を軽く押した。

さり気なくテヒョンオッパが私を引き寄せたけれど、私の身体は震えていた。


この人だ。

直感がそう言っていた。

この人が私の私物を勝手に触って、盗んだんだ。


TH「…失礼します」

テヒョンオッパも何となく察したのか、私の手を引いて急いで逃げた。


TH「マネージャーの所、行こう」

AG「オッパ、」

TH「大丈夫大丈夫。1人の時じゃなくて良かった」


依然として震えている私の手を落ち着かせるように、オッパが強く握った。


.

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作者名: | 作成日時:2024年1月22日 23時

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