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-ANGE side-
母「A、ちゃんと持ち物確認した?忘れ物無い?」
AG「なんか韓国にもこんな人いたな…」
母「何?」
AG「ううん」
日本を旅立つ日、実の母親に口うるさく言われ、数時間後には再会しているであろう人物の顔を思い浮かべる。
弟「もう帰るの?もっとゆっくりして行けば良いのに」
AG「仕事あるし。またすぐ来るよ」
弟「ふーん」
AG「自分から言っといて興味無さそうにする癖やめたら?」
兄「そう言うお前は如何なる時だって人に興味無いだろ」
AG「そうだね」
兄「ほら」
また暫く会えなくなるというのに、実の兄弟とも通常運転の会話を繰り広げている。
家族に別れを告げ、父の運転で空港まで送って貰う。
父「寂しくなったらいつでも戻っておいで」
AG「そんな…もう子供じゃないし」
父「お父さんにとってはまだまだ子供だから」
そう言って頭を撫でる父に後ろ髪を引かれる思いになりながらも、別れを告げて空港のターミナルに入って行った。
数時間後に到着した韓国は、たったの4日ぶりだと言うのに、何ヶ月も来ていないように感じられた。
MG「…あ、A!」
AG「オンニ、お久しぶりです」
MG「試験お疲れ」
AG「ありがとう…メンバー達も来てるかと思った」
MG「あー…まあ…テヒョン辺りがここまで来るってうるさかったけど、流石に空港まで連れてくる訳にはいかなかったから。寂しかったの?」
AG「まあ…はい」
マネージャーのオンニが荷物を持ってくれるので、私はほとんど手ぶらで外にある車を目指す。
空港を出ると、見慣れた黒いバンが停まっているのを見て、韓国に戻ってきたのだと改めて実感した。
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も(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も | 作成日時:2024年1月6日 19時