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-ANGE side-
羽田空港に着くと、家族が待っていた。
母「A、久しぶり!元気だった?あんた全然連絡寄越さないからいつも心配で…」
父「あんな男だらけのグループで何も無いのか?」
AG「大丈夫大丈夫」
弟「A痩せたね」
兄「流石KPOPアイドル様は違うな〜」
AG「あんた達は太ったんじゃない?」
兄「いつもイケメンばっかり見てるから目が肥えてるんだよお前」
AG「そうかもね」
久しぶりの家族との会話に、デビューしてからずっと何となく張り詰めていた緊張感が解けるのを感じた。
AG「…あ、電話」
ポケットの中で震えるスマホの画面を確認して、その発信元を見た瞬間に思わず口角が上がった。
AG「…もしもし?」
TH「あ、A!日本着いたの?大丈夫?元気にしてる?」
AG「うん、今空港着いたところ」
TH「Aがいないと寂しいよ〜ジョングクは構ってくれないし」
AG「オッパが面倒臭いだけだよ」
TH「あ!そうやってまた…あ、ヌナ」
SA「A、Aなの?元気?」
AG「ふふ、オンニ大袈裟」
SA「何がよ!早くAに会いたいよ、あ、自撮り送っといてね」
TH「え、何それ俺も欲しい!」
SA「駄目です〜A、テヒョンには送っちゃ駄目だよ」
TH「えー酷い!!A、もちろん俺にも送ってくれるよね?」
AG「…切るね」
電話越しに2人がワーワー言っているのが聞こえたけれど、2人が私を巡って喧嘩をしているのなんて日常茶飯事なので気にせず電話を切った。
弟「…本当に韓国語喋ってる」
兄「メンバーの人?」
AG「うん」
兄「仲良いんだね」
AG「うん…皆んなとっても良い人達」
韓国にいるメンバーを思い出して少し寂しくなっている私も、人のことは言えないのかもしれない。
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も(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も | 作成日時:2024年1月6日 19時