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-SIAN side-
四面楚歌。
今の状況にはまさにこの言葉がぴったりだ。
SA「い、いや、まあ…そういうことです」
AG「オンニ、流石に苦しいよ」
唯一の妹にまで責められてしまえば、私の敗北である。
SA「…正直、あの頃にはあんまり良い思い出が無いんです。だから思い出したくなかったっていうか…」
RM「んーまあ良いけどさ。せめてEXO先輩と知り合いだってことぐらいは言ってくれないとこっちも困惑するし」
SA「うん、そうだよね。ごめん」
なんかしんみりしてしまったけど。
JN「…うん、もうこの話終わり!ケータリングでも食べるとするか!」
JK「ジンヒョン、俺とダイエットする約束は?」
JN「やージョングク!せっかく持って来て貰った食べ物を粗末にするなんて、ヒョンはそんな子に育てた覚えはないぞ!」
JK「別にヒョンに育てられた覚えもありませんけど」
楽屋の空気を変えてさり気なく私を助けてくれたジンオッパに、また好きの気持ちが募ってしまう。
いつもオッパにときめいてばかりで、流石に自分でも気持ち悪いと思うけど。
AG「オンニ、またときめいてるでしょ」
SA「…は?」
AG「もう、分かりやすいんだよオンニ。多分このこと知ってるの私とユンギオッパぐらいだと思うけどね」
SA「え、ちょ、待って、何の話…」
AG「今更何を!私達の仲に隠し事なんてないでしょ?」
SA「え、は、」
珍しく饒舌な妹は、困惑する私を置いてテヒョンのスマホゲームを覗きに行った。
終わった。
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も(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も | 作成日時:2024年1月6日 19時