Behind The Scenes【BTS】 (ページ36)

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-SIAN side-

SH「お前達、折角シアンがデビューしたんだから、挨拶を見届けてあげないと」

ジュンミョンオッパの言葉に助けられ、目の前に集まっていたEXOのメンバーから逃げるように離れる。

CY「そんな逃げなくても…」

SA「ナムジュン、挨拶しよう」

RM「…え、あ、ああ、2.3」

「バン、タン、こんにちは、防弾少年団です。よろしくお願いします…」

メンバー達は明らかに動揺していて、挨拶もいつもよりバラバラだった。

それもそのはず、私はメンバー達に練習生の経験があることなど一度も話したことが無かったのだ。

KI「シアン、もしかしてだけど…練習生だったこと、言ってないの？」

SA「あ、ちょっとジョンイン」

TH「え？ヌナ練習生だったの？SMの？」

元々大きな目を更に大きくして私を見つめるテヒョンの目線に耐えられず、すぐに逸らしてしまった。

別に練習生だったことを隠していた訳ではないが、その頃の私を振り返ると、なんというかあまりにも尖っていたので、思い出すのが嫌だったというのもあるし、単純に聞かれなかったから言わなかったというだけの話である。

SH「…あんまり俺達が色々言うことじゃないかな、シアンはまた今度ゆっくり話そう」

SA「…うん」

その後は軽く挨拶を済ませ、自分達の楽屋に戻った。

SG「…で？」

RM「どういうこと？」

顔が怖いです、お二人さん。

いや、皆さん。

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