Behind The Scenes【BTS】 (ページ22)

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-ANGE side-

JM「パク・ジミンです。よろしくお願いします」

そう言ってぎこちなく挨拶をするのは、1歳年上のジミンオッパ。

テヒョンオッパと同い年で、元々彼らは友達だったらしい。

ジミンオッパはダンスがとても上手だった。

それに加えて、というかこれがあるからこそのあのダンスなのだろうけれど、とても努力家だった。

夜、私が練習室に忘れ物を取りに行った時に、ジミンオッパが練習室にタオルを敷いて寝ているのを見た時は驚いた。

JM「Aは歌が上手だね」

AG「昔からボイトレ通ってたから…」

JM「憧れるな、俺。Aみたいに何か突出した武器があれば毎日こんなにギリギリで生きなくて済むのかな」

ジミンオッパはグループのコンセプトに合わないとかで、デビュー出来るかどうかも怪しいらしく、しばしばこんな言葉を聞くことがあった。

AG「オッパはダンスが上手じゃん」

JM「シアンヌナとホソギヒョンがいるから俺なんて…」

AG「あの2人のダンスとジミンオッパのダンスは全然違うよ。それにオッパは私の歌を褒めてくれるけど、オッパだって音域が広くて唯一無二の声があるでしょ？」

JM「はは、Aに言われると説得力があるね」

なんて言いながらまだ自信が無さそうなオッパにかける言葉も分からず、また練習を再開する彼をただ見つめることしか出来なかった。

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