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-SIAN side-


RM「どういうことですか?」

意外にも、最初に飛びかかったのはナムジュンだった。


しかし、彼が怒るのも仕方がない。

幼い頃からヒップホップに時間を費やしてきて、ラッパーになるためにこの事務所に入ったのだ。

いきなり現れた少女のための路線変更をすぐに受け入れるのは難しいに決まっていた。


PD「君達がすぐに納得出来ないのもわかる。だが、この子のボーカルは本物だ。この声を逃すのはあまりにも勿体ない」

PDのその言葉に、妙に納得してしまった。

まだ彼女の歌声は聞いていないにも関わらず、彼女のボーカルに対して絶対的な信頼感があった。


PD「とりあえず、これを見てみろ」

そう言ってPDが開いたパソコンから、彼女の簡易オーディションの映像が流れ始める。


ごくり。

隣でユンギオッパが、息を呑むのを感じた。


上手い。

上手すぎる。


きっと、世界中どこを探してもこんなボーカリストはいない。

本気でそう思ってしまうほど、技術を取っても表現力を取っても、彼女の歌唱力は一級品だった。

さっきまで憤慨していたナムジュンでさえ、開いた口が塞がらないようだった。


JH「…すごい、すごいね君!」

AG「え、あ」

PD「ホソガ、まだ韓国語が完璧じゃないんだ」

JH「あー…You are the best singer!」

AG「あ…カムサハムニダ」

そう言ってはにかむ彼女に、ホソクはにこりと微笑んだ。


もはやこの場に、彼女の加入に反対する者などいなかった。


.

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(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年1月6日 19時

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