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-ANGE side-
AG「オ、オッパ、今一応レッスン中…」
TH「んーまあ、大丈夫大丈夫!」
いや、大丈夫ではないだろう。
オッパに連れられるがまま事務所を飛び出してきた私達は、特に行く宛もなく街を彷徨う。
そういえば、こっちに来てからろくに街を見て回ったことも無かったな、なんて。
絶対に後から怒られることは確定しているのに、テヒョンオッパと一緒だと何故か、本当に全て大丈夫な気がして来る。
TH「A、何か食べたいものある?」
AG「いや、別に…」
TH「今日はオッパが買ってあげる!連れ出して来ちゃったお詫びにね!あ、高いのは駄目だよ?俺もお金無いから」
そう言ってひひっと笑うテヒョンオッパに安心感を覚える。
TH「…げ、ナムジュニヒョンから電話だ」
AG「…シアンオンニからも来てる」
TH「ヌナのA愛はすごいもんね〜」
AG「出ないの?電話」
TH「Aだって」
お互いに電話に出ようとしないのがおかしくて、笑いが込み上げて来た。
そのまま2人でコンビニに行って、テヒョンオッパのなけなしのお金で買ったカップラーメンを分け合って食べて、1時間後に練習室に戻った。
JK「…ヌナ!!と、ヒョン!!」
TH「何その付け足された感」
JK「ヒョン達!2人が戻って来ました!」
SA「A!テヒョン!」
SG「…お前ら、分かってるよな?」
AG「…はい」
TH「…すみません」
その後こっぴどく叱られたけれど、きっとこれも数年後には、良い思い出。
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も(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も | 作成日時:2024年1月6日 19時