Behind The Scenes【BTS】 (ページ15)

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-ANGE side-

ああ、ついに言ってしまった。

この気持ちは、墓場まで持って行くつもりだったのに。

恐る恐るジョングクの顔を見ると、目を見開いたまま固まっている。

ああ、その愛らしい顔も、オンニやオッパ達からしたら可愛くて仕方がないんだろうな。

ナムジュニオッパに肩を叩かれたジョングクが、はっとしたように口を開いた。

JK「それを言ったらAさんだって…歌が上手で、ヒョン達やヌナと仲良くて羨ましいなって…」

AG「…え？」

予想外のジョングクの言葉に、目を丸くする。

なんだ、なーんだ。

私だけじゃなかったんだ。

そう思うとなんだか力が抜けて、今まで張っていた意地も馬鹿みたいに思えて来た。

SA「その堅苦しい呼び方やめなよ。Aさんじゃなくて、Aヌナでしょ？」

AG「え…」

JK「…Aヌナ」

そう言って私を見つめてくるジョングクは、可愛かった。

AG「…何？ジョングク」

JK「これからは、沢山話しかけても良いですか？」

AG「…うん、よろしくね、ジョングク」

そう言うと、ジョングクはほっとしたように笑った。

こんなことなら最初から意地なんて張らずに仲良くすれば良かったかな、なんて思ったけど、これが無かったら、お互い人見知りだから話しかけられなかっただろうな。

シアンオンニとナムジュニオッパを見ると、こちらも安心したように笑っていた。

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