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-SIAN side-


ジョングクは、かなり出来る奴だった。

歌も上手だし、ダンスは初心者らしいが、吸収が早くて少し教えればすぐに上達した。

Aもかなりセンスがあるタイプだったが、ジョングクのそれは人間離れしていた。

歌は流石にAの方が上手いけど。


しかし、コミュニケーション能力は無に等しかった。

一番年下だから気を遣っているのもあるかもしれないが、無愛想だし、自分から話し始めることはまず無い。


AG「あの子、気に食わない」

SA「あの子って、ジョングクのこと?」

AG「…うん」

SA「何かされたの?」

AG「違うけど…」


ついにはこんなことを言い始めた。

これは困った。

その言葉を聞いて悩んでいた矢先、リビングでジョングクとナムジュンが話しているのを聞いてしまった。


RM「ジョングガ〜Aも結構良い奴なんだよ」

JK「でも…」

RM「あいつは人見知りなだけだ。お前もそうだろ?話しかけてみたらあいつも喜ぶよ」

JK「Aさんは…皆んなでご飯食べてる時もレッスン中も、僕とは目を合わせてくれないんです。」


…バレてた。

いや、バレるとかバレないとかの話ではないのか?

そもそもどうして私がこんなに気を張っているんだ。

…ええい、もうどうにでもなれ!!


SA「A!!ちょっとリビングに来て!!」

AG「えっ」

困惑するAの腕を引いてリビングに突入すると、ジョングクとナムジュンも目を丸くして私達のことを見ていた。


SA「ジョングク、A、今ここで話しな!!」

AG「ええ!?ちょ、オンニ、待って…」

RM「それは良い、俺達もいてやるから、な?」

JK「…はい」


嫌がって寝室に戻ろうとするAを押さえつけ、無理矢理ソファーに座らせる。

ジョングクは、緊張した面持ちでAのことを見上げている。


さて、どうなるか。


.

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(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年1月6日 19時

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