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-SIAN side-
PD「この子を、君達と一緒にデビューさせたい」
中学生くらいだろうか。
PDが連れて来たその女の子は、緊張したような面持ちで練習室を見渡している。
PD「挨拶、できるか?」
まるで幼稚園生にでも話しかけるかのようなPDの話し方に違和感を覚える。
AG「あー…えと、高橋A、です。日本から、来ました。韓国では、16歳、です」
思わず目を見開いた。
この小さな事務所に外国人が来るということが初めてだったので驚いたのもあるが、彼女のあまりにも綺麗な声に圧倒されたのだ。
PD「この子はボーカル志望なんだ。そのことでだな、今日は君達に言わなければいけないことがある」
少し言いづらそうにするPDに、ああ、これはきっと私達にとって決して良い報告ではないのだと思った。
PD「ヒップホップグループから、アイドルグループに転向したい」
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も(プロフ) - 素敵なお言葉ありがとうございます😭 (1月13日 7時) (レス) id: 01a8b52627 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 思わず、泣いてしまいました。更新、待ってます。 (1月13日 5時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も | 作成日時:2024年1月6日 19時