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ヘリの受け入れ準備をしている救命室。
Aももちろん皆と一緒に慌ただしく動き回る。
救命には休みがない、今日も忙しい日になりそうだが、
Aはついつい笑みがこぼれてしまうのを感じていた。

結婚か〜。
まぁ結局どっちも忙しいし、耕作のトロント行きもどうなるか分からないから、
当分婚約って形になるけど、それでもやっぱり嬉しいな〜。

Aがそんな事を考えていると、

「A先生、なんか良い事あったんですか?なんか嬉しそう」
「緋山!まぁね」
「なに?なに?何があったんですか?もしかして出世?それとも新しい論文が認められたとか?」

緋山の質問内容が全部仕事関係のことに、
自分は周りからするとそんな仕事人間なのかと少し落ち込む。

「ないしょ!」
「え〜気になる!いいじゃないですか〜。まさか、藍沢関係とか!?」
「ほら、緋山手を動かす!もうすぐヘリ着くよ!」

藍沢の性格を考えると、結婚のことは同僚達に騒がれたくないはずだ。
自分も仕事に集中したいので、これは当分黙ってた方がいいだろう。

しつこい緋山の質問を受け流していると、藤川が入ってきた。

「聞きました〜?灰谷がヘリで吐いたって!」
「ヘリで吐いた!?」
「灰谷が?」
「よりによってヘリの中で。灰谷だけに吐いたって、なんつってな!」
「笑えない」
「くだらない」

藤川の親父ギャクにAと緋山はつめたく返す。

「で、藤川その後どうしたの?」
「飴あげました。」
「飴??」
「たまたま持ってたから。遠く見て飴舐めてなって言ったら、素直に外眺めてたんですよ。あいつ」
「子供か」
「なさけない」

部屋の隅でいまだに具合悪そうにしている灰谷を、3人共冷たい目で一瞥する。

「今日ってヘリ担当誰だっけ?」
「藍沢と横峰です」
「うわっ何かやらかしそう」
「あの2人か〜。色々やばそう。」

いまヘリの中にいる2人を思い浮かべ、Aは苦笑をした。

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beth1004(プロフ) - 百合さん» ありがとうございます! (2017年9月25日 16時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)
百合 - この小説の藍沢カップルが大好きです! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 9411ab6b90 (このIDを非表示/違反報告)
beth1004(プロフ) - kei-k.shoさん» そう言って頂いて嬉しいです!頑張って更新していこうと思うので、よろしくお願いします! (2017年9月24日 21時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)
kei-k.sho(プロフ) - 初めまして!同期設定が多い中、先輩設定というのが新鮮で続きが楽しみです^ ^更新頑張ってください!楽しみにしております! (2017年9月24日 18時) (レス) id: 1bb52ee427 (このIDを非表示/違反報告)
beth1004(プロフ) - りなさん» 温かいコメントありがとうございます!マイペースにですが、更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年9月24日 15時) (レス) id: a452bc95bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りょう | 作成日時:2017年9月23日 14時

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